前回書きました、

『本当の自信』に関するお話。

 

不完全であることを認められる力。

不完全であることが完全なのだと気づくこと。

 

これが出来ると、なぜ自信がつき、自己肯定感が高まるのか。

それは、ありのままの、不完全な自分で完全なのだと愛せるので、

まず人と比べなくなります。

人と自分を比べるのは、『相対的幸福』というもので、これは

キリが無いし、実際は不幸を呼ぶものです。

 

自分よりも社会的・能力的に劣っていると感じる人を見ると

安心し(一時的に幸せを感じているように錯覚するでしょうけれども、

実際は自己肯定感の不足から来る不安感・不幸感を

他人を見下すことで埋めているだけで、すぐにその錯覚は消えますし、

本当の幸せでもありません。)、

また、逆に自分よりも恵まれている人を見ると、

劣等感や嫉妬にかられます。世の中、上には上がいますので

ネガティブな感情にかられる日々になってしまい、キリがありません。

 

そう。『相対的幸福』は、『他人軸』なんです。

他人の状態に自分の感情の軸を置いているので、いつまでたっても

本当に幸せな状態にはなれません。

 

本当の幸せは、『自分軸』で生きることにあります。

自分軸で生きることから生じる幸せが、『絶対的幸福』です。

 

不完全な自分を受け入れ、愛せるようになるということは

本来の自分の発見に繋がります。

自分がどんなことが好きなのか、どういう時に楽しい・幸せだと感じるか。

何をやりたいか、どう生きたいのか。

それをストレートに受け入れられるようになるということです。

また、自分の得意なことや才能、長所・短所を正確に把握できるようになります。

物事には何でも2面性がありますので、自分が短所だと

思っていることは、実は逆に長所になってもいます。

 

例えば私の場合ですと、体を動かすのが好きじゃない分、

頭を使うのは好きですし、質を求めるタイプなので

物事に時間がかかりますが、その分丁寧です。

生まれ育った家庭環境に問題が多かったので苦しみましたが、

その分人の心理を理解できますし、優しいと言われて

人から好かれやすかったりします。

 

そういったところから自己分析を進めて本来の自分を見つけ出し、

自分がやりたいと感じられて、且つ、強みを活かせる事をやる。

自分が本当に理想とする生き方を把握し、その通りに生きる。

これが自分軸で生き、絶対的幸福を得るための方法です。

 

それから、不完全な自分を愛せるようになると、

とても心が強くなります。この心の強さも

幸せに生きるためのキーです。

 

不完全な自分、いいじゃん! って思えていると、

他人から攻撃されるようなことがあっても、

笑えるくらいの余裕がつきます。

「お前はほんとにダメな奴だな!」とか

「こんな下らないミスしやがって。このバカが!」とか、

そんな人のエネルギーを奪って足を引っ張ろうとするタイプの人が居ても、

「不完全なんでダメで当たり前です~」

「そうなんですよ、バカなんです~」と笑っていられます。

人間、バカにされて笑えてなんぼだと私は思ってます。

 

不完全な自分をありのまま受け入れ、愛して、

本来の自分を取り戻し、自分軸で生きましょう。

絶対的幸福こそが、本当の幸せに繋がります。