尻尾一歩前から押し寄せる凄まじい光二歩光に吸い込まれそのまま溶けだしそうな熱三歩背後に開けたばかりの扉を見る確かにくぐった冷ややかな焦茶真鍮の重み跡形なく砂埃が遠く舞うばかり枯れた薔薇が音も立てず崩れて何のために振り向いたのか忘れてしまった四歩前を向き直そうとして気づく尻尾忘れることもう忘れていいこと見当たらないものもうなくてもいいもの適当に進んでいく尻尾と風の声を聞いて 迷いなく悔いなく