私共武蔵野学院大学でも3年生の就活準備が本格化し始めました。

 つきましては、気まぐれ連載とは思いますが、就活のポイントやよくある勘違い、先輩達を沢山見て来た教員としての雑感を何回か述べたいと思います。

 勿論、これは本学の学生諸君の為に記載するものですし、何人が見てくれるかもわかりません。しかし、他大学の方々も含めて、皆さんのご参考程度になればいいなと感じています。


 私は、学長の兼担として、一昨年度の9月から昨年度まで就職部長を仰せ付かっていました。

 一昨年、前任者から引き継いだ際は、9月にもかかわらず10%ちょっとの内定率しか無く、大慌てしたものでしたが、結局最終的には93.2%の就職率となりました。

 昨年度も留学生の数名が、就活継続ビザを取るという目的で残留したことから、全体の就職率が96.3%となりましたが、日本人学生の就職率はおかげさまで100%となりました。


 昨年の冬に、文部科学省さんが各大学でまちまちである「就職率」の概念を確定して定義する通達を出されました。それによれば、アルバイトでも1年間以上やる気でいる人は内定という形で解釈するとか、留学生は分母から除外して対象に含めないとのことでした。

 世間における就職率という概念は、かなり甘いものとなりましたが、本学での就職率はそういうものではなく、ちゃんと就職の内定をいただいた率となります。


 いずれにしても、不定期ではありますが、こんな時代に就活する学生の皆さんの実状やマインドを見ながら、ぽつぽつと書かせていただければ幸いです。