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 俳優の高知東生(50)が今秋、俳優業を引退するというニュース。スポーツ紙が大々的に報じた。「俳優の金山一彦が育児に専念するために“引退”と報じられましたが、結果的には育児休暇だった。ベクトルは違いますが、女性が働き、男性が家族の世話をする点では一致しています」(情報番組デスク)



 高知の妻は、女優の高島礼子(50)。高島の父がパーキンソン病を患い、数年前から自宅療養しているため、高知がその介護に専念するというのが理由らしい。



 芸能リポーターの話。



 「高島から父親の面倒を見てほしいと言い出したわけではなく、高知が自分から提案した。高知の仕事が調整できる段階だったことも、大きな理由ですけどね」



 そう舞台裏を明かす。



 育児にしろ、介護にしろ、男性が積極的にかかわる時代。育児も介護も妻まかせという考えはすっかりかび臭くなった。だからといって、夫が担当するだけなら本質的には同じ。軸足が妻から夫に移ったに過ぎない。



 一般の社会でも、しばらく前から“主夫”というポジションが発生し、女性が外で働き、夫が家事全般を担当するスタイルを選択する家族もいる。その多様性がいい。



 「高知が高知出身の男で、男気を見せたと古い芸能リポーターはラジオの生放送で話していましたが、それは違うでしょうと突っ込みたくなりました。家庭によって介護や育児の中身は違う。男気ではなく、家族がどういう割合で分担するかという問題ですから」と中堅芸能記者は、高知の引退を美談化する古い考えを冷ややかに見る。



 俳優という仕事は、引退を宣言せずとも、オファーを断れば済む。事情を話さなければいけない仕事先には事情を伝えるが、漏れればニュースになる。「だからこそ高知も、あえて自分から公表はしないのでしょう」とウェブサイト記者。



 引退と言っても、いずれ俳優復帰する機会は訪れる。そう考えれば、引退というよりも“介護休暇”に近い。



 「高知が俳優を引退する覚悟で全部背負うと負担になる。介護は終わりの見えない旅だし、終わることを願えない側面がある。介護ヘルパーに助けてもらい、負担にならないようにすることがみんなのためになる」



 介護問題を取材する女性誌記者は、真顔でそう指南した。