3月から再び小学生の勉強を開始した。

 

中学受験用の勉強もしていたけれどもはやそんな余裕はないので

公立学校でやるレベルをやると決めたけれど、

それでも小学5年生と6年生の範囲はもはや初見なのではないかと思うレベルで

「知らない」

 

理科でやったと思われる電磁石。

エナメル線とは、同線にエナメルという絶縁体を塗ったもの。

エナメルってそうなの?絶縁体だったのそれ・・・・

電磁石ってなんで電気流れると磁石になるの?

って絶対大学でやってるはずなのだが、やはり思い出せない。。。。

 

過酸化水素に二酸化マンガン入れると酸素ができます。

ってどんな化学式か分からない。とか。

参考までに調べたらこうらしい。。

2H2O2→2H2O+O2 

MnO2→(MnO3)→MnO2 触媒として作用

 

理学部化学科を卒業したとは思えない愚かさで

やればやるほど悲しくなるのである。

 

とか、

歴史上の人物でも、陸奥宗光さんって誰?

一度も聞いたことがない。小村寿太さんも。

 

でも内容的に結構大事だから、知らないわけないけど、

知らない。

 

そりゃそうだよね、だって、私小学校5年と6年ほとんど行ってないし、

家でも勉強してなかったもの。

 

学校に行ってないだけで、勉強はすごくできないということになってしまうのである。

 

私はたまたま中学は普通に行ったから、高校受験は普通に受けて

普通に受かったわけだけど、小学校の勉強はそのまま永久に放置されてしまったわけである。

 

もっと前に気が付くべきだったが、

お客さんが、コオロギは不完全変態です。と言ったことをきっかけに、

何それ?ってなって、調べたらそれは小学生の理科でやることだったと知って、

衝撃を受けたのである。

 

私、それ知らない。。。。ってことは、他のことも知らないのでは?

と、初めて無知の知となったわけである。

 

知らなくても大学まで出られるのが不思議ではあるけど、

知らなくていいということでもない。

 

小学5年生の私に言ってやりたいのは、

とりあえず学校に勉強しに行ってくれ。

クラスの友人の性格が悪いとか、先生と合わないとか、

クラスに天才たちがたくさんいるとか、受験組との格差が生まれて

クラスに居辛いとかあるけれど、それでも学校にとりあえず行って、

テストで悪い点を取ったりしながらも、復習とか予習も頑張ってやって、

中学生を迎えてほしい。

 

学校に行って勉強してほしいのだ。

と、最近は思う。当時の私には私の事情があったと思うし、

行きたくない理由や、行く理由もないと思っていたし、

それはそれで成り立っていたけれど、

やはり40歳を過ぎても、ナニコレ?ダレソレ?とかなってるのは、

学歴があっても、教養がなさすぎると思う。

 

教養がなくても、暮らしては行けるけれど、

あったほうがきっともっといい暮らしが出来ると思う。

 

少なくても、今ここでこんなに時間を費やして勉強なんてしなくても

よかったはずである。

 

働きながら、お金を稼ぎながら、そしてChatGPTに教えてもらいながら生きていかなくても

小学校には先生や同じクラスには天才たちがいて、教えてもらえる場所があったのだから。

 

ということで、小学5年生に戻りたい。

あの史上最低のクラスでもいいから、戻りたい。

戻って毎日学校に行って、毎日勉強したい。

給食もテキトーに食べて、性格の悪い友だちのことは放置して、

性格の悪くない友だちを作ればいい。

 

放課後も遊ぶ友達がいないなら、それはそれで勉強に充てればいい。

 

って、きっと、今の自分にも思うのかな。

将来の私は、今の私のこと、どう思うのかな。。