大学受験に失敗し、ストレスのかかる浪人時代。





受験勉強の合間の息抜きは、あいも変わらず自慰であった。浪人生が彼女をつくり、遊び呆けられる様な雰囲気は自分の周囲には全くなく、高校を卒業し18才になっても童貞のままであった。





女性との交わりを早く持ちたい願望は、受験勉強を妨げ、能率の上がらない勉強は長時間の着席を強いた。


これも災いし、18才ではありえないと思われるが、ストレスからくる「前立腺炎」と言う病を患った。


これにより頻尿と、いわゆる前立腺あたりの疼痛に悩まされ始めた。





近所の泌尿器科にかかるが症状は改善せず、病院を転々とした。わらにもすがる思いで、大病院とは程遠い町医者であったが、一応、評判の泌尿器科を訪れ、望みをたくす。



うだつのあがらなそう医者との問診を終えた後。





「珍しいねぇ。君みたい若い子が。じゃあ、見てみよう。そこのベッドに横になって、パンツ下ろして。」

そんな診察方法は今までの病院では経験していない。何をするんだ?



看護婦さん(今は看護士さんですね)もいる前でパンツを下ろさなければならない恥ずかしさ。
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診察とはいえ、オヤジみたいな医者に下半身を露出することへの憤り。困惑するも、もはや逃げられる状況ではない。

幸いカーテンは閉めてくれたのでなんとか覚悟を決めてパンツを下ろし、用意されたタオルを股間にかけた。






医者が入ってきて、「じゃ、おしりに指入れるから。」




「最初は痛いかも知れないけど、おなかの力、抜いてね。」と言ったと同時に、ズブズブと自分のアナルに指を挿入してきた。


潤滑剤を指に塗っていただろうが、挿入された瞬間は痛くてたまらない。




「ふ~ん、そんなに腫れてないね~。ここ、ここわかる?くるみみたいな形のものがあるんだけど、これが前立腺って言うんだよ。」医者の指が、自分のアナルの奥の前立腺とやらをぐりぐりやっている。




痛さはなくなったが異物が挿入され、アナルの入り口に違和感を感じ始めた時、


「じゃ、おしりふいていいよ」といって医者は指を抜いて診察台を離れた。




看護婦さんは自分のアナルに付着した潤滑剤を軽く拭いてくれ、


「あとの拭き残しは自分でやってね。」と言われて体を起こした時、驚愕の事実。



興奮した訳でもないのに、ペニスがほとんど勃起状態になっている。






なぜペニスが立っている?こんな姿を看護婦さんに見られたという事実に、衝撃を受け動揺した。


羞恥心というより、理由のない不快感を覚え、一刻もはやく病院を出なければと感じた。




自分はそれ以降、その町医者に二度と行くことはなかった。




それから10年後、その当時に病で苦しめられた前立腺に快感を覚え、新たな世界へ足を踏み出すことなど想定する由もなかった。


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