気がつきたら大晦日でした。

 

今年は何をしたのでしょうか?

いや、何をし忘れていたのでしょうか?

 

そんな想いに駆られる年の瀬。

 

省みて、大袈裟に思い直すこともないと思えなくもなく、また、何か大切なことを忘れているようなそんな気がしなくもない。

 

親の認知症が進行し、そのせいか自分の記憶力が鍛えられた年だった。

なんとも不思議な運命だと享受しながらも、何とも言い難い不自由さも感じた。

 

でもその一方で、多くの人々に感謝する年でもあった。

特にお医者さんや毎週訪問してくれる看護師さん、介護施設のスタッフの皆さんや病院のソーシャルワーカー、ケアマネージャー等々数えたらきりがない。

 

こればかりはどれほど経済的に恵まれていてもどうにもなrない。

人に恵まれることに感謝の尽きない年だった。

 

そのようなことなので、今年最後の日の入り直前に夕日に手を合わせ今年の感謝を込めて拝んだ。

 

このような習慣は昔はあったそうだ。

 

日出ずる国の日没を拝む。

 

個人的な願いに埋め尽くされる元旦の願いより感謝を述べる習慣のほうが尊いと思う。

そんな日本人が増えれば、どんなに良いだろうか感じた大晦日です。