先日、ワールドが株式を非公開化するということを発表した 。

敵対的買収を避けるためということであったが、残念である。

というか、何でワールドは上場していたのかと思う。


そもそも、上場することには幾つかのメリットがある。

①市場から容易に資金調達ができる。

②有名になり、優秀な人材を集めやすい、社員の士気向上。

③社会的信用が得られる。

④創業者利潤、オーナーの相続税対策  等


しかし、デメリットもたくさんある。

①外部者が株主となるため、敵対的買収に限らず、さまざまな点で社会に晒される。

②上場維持費、IR関連費用等のコストが増大する。

③株価に一喜一憂することになる。  等


ワールドは、フジテレビとライブドアの件を見て、上場していると、買収される脅威であると共に、上場のメリットをもはや享受できないと判断したらしい。でも、また資金調達してTOBして大変だと思った。


で、結局は仲間うちで経営して行こうって考えなんだなあと思って。


比べて、ライブドアの話になるのだが、堀江社長は筆頭株主でありながら、最近は宇宙事業のために。大量の株式を売却し 、株主としての影響力を弱めている。


先日紹介したライブドアとフジテレビの本によると、こんな件があった。


“ライブドアの取締役会や投資会議などで激しい議論は日常茶飯事だ。社長の堀江に対しても遠慮はない。堀江の持ち込んだ案件が、取締役会や投資会議で却下されることも少なくない。興奮すると堀江は『(筆頭株主として持つ議決権を行使して)株主総会で可決させちゃいますから』などと口走ることもある。そんなときは、『そんなことここでいうべきじゃない、良い加減にしろと、宮内さん(財務担当役員)が堀江さんを制する。”


これこそ、公開会社の基本であろう。コーポレートガバナンスが機能してますね。


同じ意味で、西武鉄道は公開会社と言いながら、堤義明氏(あるいは堤家)の会社であったことを思わせるワンマンぶりが随所に見られる。取締役会は開催されず、投資案件も堤氏が提案すれば、何でもOkだったようである。


ワールドも創業者ファミリーが20%近くの議決権を保有していたらしい。

なかなか真の意味での公開会社になれなかったんでしょうね。


でも、ライブドアと西武の共通点は、現在のトップしか経営できない位、会社が多角化して、複雑であるという事ではないでしょうか。すなわち、買収してもホリエモンの代わりはいないと思います。