第70期順位戦を最後にフリークラスに転出しました。
30年間戦った経験で順位戦を一言で言い表すと
「継続的な苦闘」です。
昇級争いをするときも、降級もしくは降級点を逃れる戦いをするときも
常に順位戦は苦しい闘いなのです。
そしてそれは名人になるか、フリークラスに転出または降級するか、引退するかするまで
ずっと続くのです。
他の棋戦と大きな違いは、だれもが同じ局数を指すことです。
負けても勝っても年に10局(A、B1は若干違いますが)の苦闘です。
若い時の昇級争いも、年を重ねた後の降級点をめぐる戦いも、苦しかったのですが、
最大の喜びでもあり、生き甲斐でもありました。
欲を言えばまだまだ順位戦を戦いたかったのですが、今年からは観戦する側に回ります。
9年ぶりにC級2組順位戦を見るのを今から楽しみにしています。