20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)/本田 健

読んだ本:『20代にしておきたい17のこと』
著者:本田 健
出版社:大和書房
読んだ日:2010/7/3
ページ数:198頁
まとめ:
「20代」という言葉を見ると、
若いな、青いな、まだまだじゃない、というイメージが湧く。
今の自分はまさに、そんな「20代」なのだが、それにしては、もう精神的には、
人生の基軸を決めなければ、もう残り少ない人生なのだから、もう冒険は出来ない、
というような、「70代」の気分なのだ。
前世は“老人”だったに違いない、と阿呆なことを考えながら、
この精神的老成ぶりを、どうにかせねばと思っている。
「20代」というキラキラした青臭い言葉に、どうも当て嵌まれない私は、
この言葉を毛嫌いしつつ、どこかで憧れていたのかもしれない。
知人からこの本を貰ったとき、タイトル『20代にしておきたい17のこと』を見て、
「20代」に込められた、若さゆえの可能性にワクワクしたのを覚えている。
本題...
この本では、20代のリスクの低さと柔らかな土台を前提に、
「とにかく挑戦しよう!」「色々なものを吸収して、自分を確立させよう!」と主張している。
著者の経験による自信の表れか、一つひとつの言葉からは、現実的な説得力が感じられる。
自己分析も含め、ここでは、著者が主張する、20代にしておきたい17のことと絡めて、
自分の考えを述べていきたい。
(※あくまで、自己分析と主張が主です。)
1:人生最大の失敗をする
20代だからこそ出来ること、それは...
大失敗。
20代は若さゆえの挽回力がある。だから、何でも挑戦してみましょう、と著者は述べる。
成功した人のほとんどが、10代、20代に大失敗をしているのだとか。
私は、今までの人生で「大失敗」と言えるような失敗をしたことはない。(と思う)
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言われる。
大失敗を買ってするほど、私はマゾヒスティックじゃないけれど、
大成功をするための大失敗ならしたいかもしれない、という好奇心と貪欲さは持っている。
買ってでもしてみるか、大失敗...
でも、買わなくても訪れそう、大失敗...
2:大好きなことを見つける
最終的に人が望んでいるのは「自分が好きなことをする」ということ。
それが目的なのに、それを実現させるための手段が、いつの間にか目的となっている。
良い大学に行くのも、良い企業に就職するのも、自分が好きなこと、したいことをする手段の一つ。
大事なのは、自分が大好きなことを明確にし、それを基軸に人生を楽しんでいくこと。
といっても「大好きなこと」と言われると困ってしまう。
「好きなこと」は、たくさんあるけれど、「大好きなこと」と言われると、
一気にハードルが上がって、何か特別なもののように感じてしまう。
そこで著者は、「子ども時代を振り返って、大好きなことを探す」ことを薦めている。
私の幼少期の主な要素は、
「創造性」と「正義感」と「生き物」。
私の子ども時代はこの3つの要素で確立していた気がする。
兎にも角にも、死んだときに満足して逝けるように、この三要素を満たしていきたい。
3:一流のものに触れる
「人生は触れたものが自分になる」と著者は述べる。
その通りだと思う。
今の自分のレベルより更に高みにいくには、一流の人や作品に触れることが大事だと思う。
そうすることで、人は上に引っ張り上げられていく。
自分の中だけで、ステップアップを目指すことは出来るが、それはかなり難しい。
世界には、一流と言われる凄いレベルの人や作品が溢れている。
それをロールモデルにし、吸収していかない手はない。
素晴らしい人、作品に出会う。
そこで私の中に芽生えるのは、自分への「不満」と更なる「向上心」。
この二つだけが、自分を高みへといざなってくれる原動力なのだと思う。
4:人生を100パーセント楽しむ
この章では、チャンスについて述べられている。
チャンスは急に訪れる。
こっちの都合なんて関係なしに。
だから、チャンスを掴める人というのは、普段から地道な努力をし、常に臨戦態勢で、
チャンスを受け取る状態にあるのだという。
その“努力”も、きっと自分が本当に楽しいと思えることなら、辛くないはず。
没我できるくらい好きで楽しいことを、自分のプラスアルファーの努力として、課していきたい。
多分、この「無論記」は、その一環となっていると思う。
5:死ぬほどの恋をする
著者が60、70代の人に、これまでの人生でいちばん後悔していることは何かと質問したところ、
もっとも多かった答えが、「死ぬほどの恋をしなかったこと」だった。
これは、想定外。
ドラマや小説で大恋愛が描かれ過ぎて、恋愛に対して過剰な願望が生まれているのでは。
やはり、恋愛に対する憧れは、平和国家日本では当たり前なのかもしれない。
イギリスの産業革命以前、まだ自由がなかった頃、恋愛は貴族の「ゲーム」だった。
つまり、人生にあってもなくても良い、ただの遊戯。
それが、“自由”を得た市民により、一般化した人生の一部となった。
以上、社会学の講義からの付け焼き刃。
多少、恋愛批判になってしまったけれど、
まぁ、死ぬほどの恋はしたいという結論で。
すごく今更なのだけれど、20代にしておきたい17のことについて、
全部の17つを書いていくのって、凄く面倒くさい...
ということで、あと一つだけにします。
すみません。
16:異文化に触れる旅に出る
著者曰く、
自分が動いた範囲だけ、意識が広がっていく。
他者に触れ、その差異に気づくことで自己認識が深まるのならば、
異文化に触れることは、自民族認識に繋がるのだと思う。
約束の時間に数時間も遅れて笑顔でやってくるガーナ人や、
遠慮なしに悪びれもなくブラックな本音をぶつけてくる台湾人、
困るくらいに世話好きで、人情が厚い韓国人...
異民族である彼らと接していると、日本民族のアイデンティティを有している私からすれば、
もう、いろんな差異に戸惑うばかりで、
その戸惑いが落ち着いたあと、「あぁ、日本民族が普通ではないんだな」という感慨にふけるのだ。
約束の時間に遅れることにピリピリしていた私も、
ブラックな本音にグサッときた私も、
世話というか、干渉に困ってしまう私も、
それは、「日本人」であるからこそなのだと、気づくわけなのである。
同様に、発展途上国に行けば、「先進国で生活する者」としての私が、
田舎に行けば、「都市部に住まう者」としての私が、
タイムスリップして江戸時代に行けば、「平成に生きる者」としての私が、
浮き彫りになってくるのだ。
私は「私」だけで完成されているわけではない。
時代、国家、生活環境など、さまざまな影響によって形成されているのだ。
世界を広げるということは、「私」を深くするということ。
残り8年8ヶ月の私の20代。
どれだけ、自分を深くしていけるか、挑戦していきたい。
ありがとうございました。




読んだ本:『20代にしておきたい17のこと』
著者:本田 健
出版社:大和書房
読んだ日:2010/7/3
ページ数:198頁
まとめ:
「20代」という言葉を見ると、
若いな、青いな、まだまだじゃない、というイメージが湧く。
今の自分はまさに、そんな「20代」なのだが、それにしては、もう精神的には、
人生の基軸を決めなければ、もう残り少ない人生なのだから、もう冒険は出来ない、
というような、「70代」の気分なのだ。
前世は“老人”だったに違いない、と阿呆なことを考えながら、
この精神的老成ぶりを、どうにかせねばと思っている。
「20代」というキラキラした青臭い言葉に、どうも当て嵌まれない私は、
この言葉を毛嫌いしつつ、どこかで憧れていたのかもしれない。
知人からこの本を貰ったとき、タイトル『20代にしておきたい17のこと』を見て、
「20代」に込められた、若さゆえの可能性にワクワクしたのを覚えている。
本題...
この本では、20代のリスクの低さと柔らかな土台を前提に、
「とにかく挑戦しよう!」「色々なものを吸収して、自分を確立させよう!」と主張している。
著者の経験による自信の表れか、一つひとつの言葉からは、現実的な説得力が感じられる。
自己分析も含め、ここでは、著者が主張する、20代にしておきたい17のことと絡めて、
自分の考えを述べていきたい。
(※あくまで、自己分析と主張が主です。)
1:人生最大の失敗をする
20代だからこそ出来ること、それは...
大失敗。
20代は若さゆえの挽回力がある。だから、何でも挑戦してみましょう、と著者は述べる。
成功した人のほとんどが、10代、20代に大失敗をしているのだとか。
私は、今までの人生で「大失敗」と言えるような失敗をしたことはない。(と思う)
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言われる。
大失敗を買ってするほど、私はマゾヒスティックじゃないけれど、
大成功をするための大失敗ならしたいかもしれない、という好奇心と貪欲さは持っている。
買ってでもしてみるか、大失敗...
でも、買わなくても訪れそう、大失敗...
2:大好きなことを見つける
最終的に人が望んでいるのは「自分が好きなことをする」ということ。
それが目的なのに、それを実現させるための手段が、いつの間にか目的となっている。
良い大学に行くのも、良い企業に就職するのも、自分が好きなこと、したいことをする手段の一つ。
大事なのは、自分が大好きなことを明確にし、それを基軸に人生を楽しんでいくこと。
といっても「大好きなこと」と言われると困ってしまう。
「好きなこと」は、たくさんあるけれど、「大好きなこと」と言われると、
一気にハードルが上がって、何か特別なもののように感じてしまう。
そこで著者は、「子ども時代を振り返って、大好きなことを探す」ことを薦めている。
私の幼少期の主な要素は、
「創造性」と「正義感」と「生き物」。
私の子ども時代はこの3つの要素で確立していた気がする。
兎にも角にも、死んだときに満足して逝けるように、この三要素を満たしていきたい。
3:一流のものに触れる
「人生は触れたものが自分になる」と著者は述べる。
その通りだと思う。
今の自分のレベルより更に高みにいくには、一流の人や作品に触れることが大事だと思う。
そうすることで、人は上に引っ張り上げられていく。
自分の中だけで、ステップアップを目指すことは出来るが、それはかなり難しい。
世界には、一流と言われる凄いレベルの人や作品が溢れている。
それをロールモデルにし、吸収していかない手はない。
素晴らしい人、作品に出会う。
そこで私の中に芽生えるのは、自分への「不満」と更なる「向上心」。
この二つだけが、自分を高みへといざなってくれる原動力なのだと思う。
4:人生を100パーセント楽しむ
この章では、チャンスについて述べられている。
チャンスは急に訪れる。
こっちの都合なんて関係なしに。
だから、チャンスを掴める人というのは、普段から地道な努力をし、常に臨戦態勢で、
チャンスを受け取る状態にあるのだという。
その“努力”も、きっと自分が本当に楽しいと思えることなら、辛くないはず。
没我できるくらい好きで楽しいことを、自分のプラスアルファーの努力として、課していきたい。
多分、この「無論記」は、その一環となっていると思う。
5:死ぬほどの恋をする
著者が60、70代の人に、これまでの人生でいちばん後悔していることは何かと質問したところ、
もっとも多かった答えが、「死ぬほどの恋をしなかったこと」だった。
これは、想定外。
ドラマや小説で大恋愛が描かれ過ぎて、恋愛に対して過剰な願望が生まれているのでは。
やはり、恋愛に対する憧れは、平和国家日本では当たり前なのかもしれない。
イギリスの産業革命以前、まだ自由がなかった頃、恋愛は貴族の「ゲーム」だった。
つまり、人生にあってもなくても良い、ただの遊戯。
それが、“自由”を得た市民により、一般化した人生の一部となった。
以上、社会学の講義からの付け焼き刃。
多少、恋愛批判になってしまったけれど、
まぁ、死ぬほどの恋はしたいという結論で。
すごく今更なのだけれど、20代にしておきたい17のことについて、
全部の17つを書いていくのって、凄く面倒くさい...
ということで、あと一つだけにします。
すみません。
16:異文化に触れる旅に出る
著者曰く、
自分が動いた範囲だけ、意識が広がっていく。
他者に触れ、その差異に気づくことで自己認識が深まるのならば、
異文化に触れることは、自民族認識に繋がるのだと思う。
約束の時間に数時間も遅れて笑顔でやってくるガーナ人や、
遠慮なしに悪びれもなくブラックな本音をぶつけてくる台湾人、
困るくらいに世話好きで、人情が厚い韓国人...
異民族である彼らと接していると、日本民族のアイデンティティを有している私からすれば、
もう、いろんな差異に戸惑うばかりで、
その戸惑いが落ち着いたあと、「あぁ、日本民族が普通ではないんだな」という感慨にふけるのだ。
約束の時間に遅れることにピリピリしていた私も、
ブラックな本音にグサッときた私も、
世話というか、干渉に困ってしまう私も、
それは、「日本人」であるからこそなのだと、気づくわけなのである。
同様に、発展途上国に行けば、「先進国で生活する者」としての私が、
田舎に行けば、「都市部に住まう者」としての私が、
タイムスリップして江戸時代に行けば、「平成に生きる者」としての私が、
浮き彫りになってくるのだ。
私は「私」だけで完成されているわけではない。
時代、国家、生活環境など、さまざまな影響によって形成されているのだ。
世界を広げるということは、「私」を深くするということ。
残り8年8ヶ月の私の20代。
どれだけ、自分を深くしていけるか、挑戦していきたい。
ありがとうございました。