「脳にいいこと」だけをやりなさい!/マーシー・シャイモフ

読んだ本:『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』
著者:マーシー・シャイモフ(訳 茂木健一郎)
出版社:三笠書房
読んだ日:2009/12/16~12/17
ページ数:238頁
まとめ:
「脳」に良いんです!
「脳」はこうなるんです!
「脳」のためには...
脳!脳!脳!って言ってるけど、明らかに引き寄せ系のスピ本です。
脳科学ブームと茂木さんのネームが戦略なんだろうけど、
また騙された...
けど、読んで良かったです。
本当に良かった。
今は、これまでの自分の精神的姿勢がどれだけ低かったのか分かる。
それくらい、この本を読んで世界(私)に対する心の姿勢が変化した。
今までの自分が全く別人に思えるくらい、視野が広がって...
(注:三笠書房の回し者ではありません。)
本題...
・拡大の法則
背筋を伸ばして座り、胸を張り、腕を広げて深呼吸。
目をとじ笑顔になり、Let's imagine...
・自由
・開放感
・喜び
・赤ちゃんを抱きしめる
・愛する家族とともに過ごす時間
・世界中の人々が笑顔で手と手を繋ぎ合う光景
これらポジティブなことを想像したときに心は明るさと広がりが感じる。
これが「エネルギーの拡大」という状態。
反対に、
背中を丸めて、手をぎゅっと握りしめ、眉間にしわを寄せ、呼吸を荒くし、imagine...
・怒り
・恐怖
・プレッシャー
・殺人
等のネガティブなことを想像したとき「エネルギーの縮小」と呼ばれる状態となる。
いつもエネルギーの「拡大」するような考え方や感情、行動を選択することで幸せになれるのだそう。
「エネルギーGPS」は皆に搭載されているので是非、活用してください。
・「映画のワンシーン」作戦
例えば...上司にこっぴどく怒られる。
その怒られている光景を映画のワンシーンのように脳内に再生する。
一観客として、そのシーンを客観的に観察する。
そこで起こったことの中で、
変えられることはないか、
状況を悪化させるようなことはしてないか、
問題が起こりそうな徴候はなかったか...
あくまで、客観的に捉えて考えてみる。
そして、そこから学べる教訓がないか考える。
もっと忍耐力が必要、もっと注意深くすべき、もっと人の話を聴く、などなど...
もし、この状況にもっと高い次元、人生全体を見据えた大きな目的があるとしたらそれは何か、
あるいは人生全体に利益をもたらす何かがないか自問する。
感情をぬきにして、客観的に状況を判断することで、苦難を試練と捉えやすくなる。
まだまだ、たくさん紹介したい良いことがあるのだけれど、多すぎるので割愛。
引き寄せの法則、支援の法則、瞑想、直観、今を生きる、食生活のことなど、
基本的な精神世界系の話がわかりやすく書かれているので、おすすめです。
読むだけで、幸せに意識が向いて、ワクワクになれる本です。
(注:茂木さんの回し者ではありません。)
あと、この本には、試練を乗り越え幸せになった人のエピソードがいくつか載っているのだけれど、中でも感動したのがこれ...
(以下抜粋)
***
約二十年前のこと、私の人生において、最大級の衝撃を覚える事件が起きました。
家の電話が鳴ったのは午前3時。
イヤイヤ受話器をとると、長男の声が聞こえてきました。
「母さん、どうしよう!ロビーが死んじまった!」
18歳の末っ子が銃で撃たれたと言うのです。
目の前が真っ暗になりました。ロビーが死んだ、ですって?
やり場のない、打ちのめされた感覚。
-絶望。
心臓は早鐘のように打ち続けました。
その後、息子を殺したショーンは殺人罪で捕まりました。
ロビーとは顔見知りで、口論になって撃ってしまったというのです。
審問会が開かれるまでの三ヶ月間、
私はショーンに会うことも話すことも許されませんでした。
もし彼に会っていたら、怒りに突き動かされて何をしたかわかりません。
もしかしたら、思わず相手の首を絞めていたかもしれません。
ようやくやってきた審問会の日、私は初めてショーンを目にしました。
彼をひと目見た途端、私の身体を煮えたぎるような怒りが駆け抜けました。
「なぜあんなことをしたの!」
評決はその場で下り、予想通り二十年から五十年の刑が言い渡されました。
審問会が終わると、判事は、「ショーンに会わせるので部屋へくるように」と言いました。
職員の後ろについて判事室への廊下を歩くとき、
心臓の鼓動が一歩ごとに速くなるのがわかるのです。
ようやく息子の命を奪った人間に会うのだ。
ずっとこの時を待っていたのだ、私の気持ちをぶつけるときを。
あの男にどんな罵詈雑言を浴びせてやろうか。
怒りと憎しみでいっぱいで、私にはそれしか考えられませんでした。
ボディチェックを受け、小さな鏡張りのオフィスへ通されたとき見たものは、
部屋の隅に立っているショーンでした。
それはオレンジ色の囚人服を着て、手足を縛られ、
頭をうなだれたまま身体を震わせて泣きじゃくる二十歳の男の子でした。
彼は一人のさびしい青年でした。
親も友だちも、支えてくれる人もいない
独りぼっちの男の子、どこかにいる別の母親の息子なのです。
私は職員に、ショーンに近づいていいかと尋ねました。
ショーンはそれを聞くと目を上げて、涙に濡れた幼さの残る顔をこちらに向けました。
「ショーン、そばに行ってもいい?」
ショーンがうなずいたので、私は職員にうながされ、
ショーンのそばまで進みました。
次に私がとった行動に、私自身も含めてその場にいた全員が驚いたのです。
私はショーンの身体に両腕を回し、彼を抱きしめました。
ショーンは私の肩に顔をうずめてきました。
誰かに抱きしめてもらうことなど初めてだったのかもしれません。
私の怒りと憎しみは、この瞬間にスーッと離れていきました。
「ねえ、ショーン、あなたを許すわ」
ショーンは驚いたような顔を上げ、私の目を見つめました。
「ロビーが天国でなく刑務所に行くのだったなら、私はもっとつらかったと思うの。
あなたのために毎日祈っているわ。」
私はショーンに手紙を書いてほしいと頼み、職員につき添われて部屋を出ました。
どんな評決が下ろうと、もう私の息子ロビーは帰ってこないのです。
ただ、もう一人の青年の人生が、刑によって奪い取られただけなのです。
私の行為を理解できないという人もいます。
しかし、私は決してショーンの罪を見逃したのではありません。
「許す」とはそういうことではないと思うのです。
あのとき彼を許したことで、私は心の奥に渦巻いていた憎しみと
復讐心から逃れることができました。
自由になり、心の平安をとり戻し、生きる力を得て、
ロビーの死を受け入れることさえできるようになったのです。
憎しみはどこかで断ち切らなければ新たな憎しみを生むだけでしょう。
私の憎しみは、私で終わりにするのが一番だと、そう思うのです。
***
電車の中で、この部分を読んだのだけれど、感動して思わず泣きそうになった。
電車の中で号泣するのは流石に恥ずかしいので、
目に溜まった涙をこらえて、必死に涙腺に押し戻した。
そのとき、右隣の席のお兄さんが、私に寄りかかってきた。
私は寄りかかられるのが好きじゃない。
あまつさえ、それが男性だったら憤慨もの。
最初は本に集中していたので、気にしないようにしてたけど、
次第に私に寄りかかる比重が増えてきて、かなり重い。
左隣の席にはおっさんがいるので、おっさんの方向に傾かないためにも、
私は上半身を垂直にキープしながら、右隣のお兄さんの体重を一身に受ける。
重い、重い、重い...
正直、イライラする。
頭の中がイライラでいっぱいになってパンクしそうになった、
そのとき...
先程読んだ、メアリーのエピソードを思い出した。
(そうだ、これは「許し」のための試練なんだ!)
ということで、「許し」の実践をしてみた。
発想転換...
(このお兄さんも悪気があって私に寄りかかっているんじゃない)
(きっと、昨夜は寝れなくて、疲れているんだ)
(かわいそうに...)
(しょうがない、許してあげよう...)
(私だって知らないうちにおっさんの肩で寝たことがあるじゃない!)
(おっさんは私を起こさずに肩を貸してくれたじゃない!)
(よし!私が立派な壁となってお兄さんを支えて安眠させてあげよう!)
その後、5分くらい、私は立派な壁となって、お兄さんを支えてあげました。
「許しとは、相手のためではなく自分のため。」
ありがとうございました。

読んだ本:『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』
著者:マーシー・シャイモフ(訳 茂木健一郎)
出版社:三笠書房
読んだ日:2009/12/16~12/17
ページ数:238頁
まとめ:
「脳」に良いんです!
「脳」はこうなるんです!
「脳」のためには...
脳!脳!脳!って言ってるけど、明らかに引き寄せ系のスピ本です。
脳科学ブームと茂木さんのネームが戦略なんだろうけど、
また騙された...
けど、読んで良かったです。
本当に良かった。
今は、これまでの自分の精神的姿勢がどれだけ低かったのか分かる。
それくらい、この本を読んで世界(私)に対する心の姿勢が変化した。
今までの自分が全く別人に思えるくらい、視野が広がって...
(注:三笠書房の回し者ではありません。)
本題...
・拡大の法則
背筋を伸ばして座り、胸を張り、腕を広げて深呼吸。
目をとじ笑顔になり、Let's imagine...
・自由
・開放感
・喜び
・赤ちゃんを抱きしめる
・愛する家族とともに過ごす時間
・世界中の人々が笑顔で手と手を繋ぎ合う光景
これらポジティブなことを想像したときに心は明るさと広がりが感じる。
これが「エネルギーの拡大」という状態。
反対に、
背中を丸めて、手をぎゅっと握りしめ、眉間にしわを寄せ、呼吸を荒くし、imagine...
・怒り
・恐怖
・プレッシャー
・殺人
等のネガティブなことを想像したとき「エネルギーの縮小」と呼ばれる状態となる。
いつもエネルギーの「拡大」するような考え方や感情、行動を選択することで幸せになれるのだそう。
「エネルギーGPS」は皆に搭載されているので是非、活用してください。
・「映画のワンシーン」作戦
例えば...上司にこっぴどく怒られる。
その怒られている光景を映画のワンシーンのように脳内に再生する。
一観客として、そのシーンを客観的に観察する。
そこで起こったことの中で、
変えられることはないか、
状況を悪化させるようなことはしてないか、
問題が起こりそうな徴候はなかったか...
あくまで、客観的に捉えて考えてみる。
そして、そこから学べる教訓がないか考える。
もっと忍耐力が必要、もっと注意深くすべき、もっと人の話を聴く、などなど...
もし、この状況にもっと高い次元、人生全体を見据えた大きな目的があるとしたらそれは何か、
あるいは人生全体に利益をもたらす何かがないか自問する。
感情をぬきにして、客観的に状況を判断することで、苦難を試練と捉えやすくなる。
まだまだ、たくさん紹介したい良いことがあるのだけれど、多すぎるので割愛。
引き寄せの法則、支援の法則、瞑想、直観、今を生きる、食生活のことなど、
基本的な精神世界系の話がわかりやすく書かれているので、おすすめです。
読むだけで、幸せに意識が向いて、ワクワクになれる本です。
(注:茂木さんの回し者ではありません。)
あと、この本には、試練を乗り越え幸せになった人のエピソードがいくつか載っているのだけれど、中でも感動したのがこれ...
(以下抜粋)
***
約二十年前のこと、私の人生において、最大級の衝撃を覚える事件が起きました。
家の電話が鳴ったのは午前3時。
イヤイヤ受話器をとると、長男の声が聞こえてきました。
「母さん、どうしよう!ロビーが死んじまった!」
18歳の末っ子が銃で撃たれたと言うのです。
目の前が真っ暗になりました。ロビーが死んだ、ですって?
やり場のない、打ちのめされた感覚。
-絶望。
心臓は早鐘のように打ち続けました。
その後、息子を殺したショーンは殺人罪で捕まりました。
ロビーとは顔見知りで、口論になって撃ってしまったというのです。
審問会が開かれるまでの三ヶ月間、
私はショーンに会うことも話すことも許されませんでした。
もし彼に会っていたら、怒りに突き動かされて何をしたかわかりません。
もしかしたら、思わず相手の首を絞めていたかもしれません。
ようやくやってきた審問会の日、私は初めてショーンを目にしました。
彼をひと目見た途端、私の身体を煮えたぎるような怒りが駆け抜けました。
「なぜあんなことをしたの!」
評決はその場で下り、予想通り二十年から五十年の刑が言い渡されました。
審問会が終わると、判事は、「ショーンに会わせるので部屋へくるように」と言いました。
職員の後ろについて判事室への廊下を歩くとき、
心臓の鼓動が一歩ごとに速くなるのがわかるのです。
ようやく息子の命を奪った人間に会うのだ。
ずっとこの時を待っていたのだ、私の気持ちをぶつけるときを。
あの男にどんな罵詈雑言を浴びせてやろうか。
怒りと憎しみでいっぱいで、私にはそれしか考えられませんでした。
ボディチェックを受け、小さな鏡張りのオフィスへ通されたとき見たものは、
部屋の隅に立っているショーンでした。
それはオレンジ色の囚人服を着て、手足を縛られ、
頭をうなだれたまま身体を震わせて泣きじゃくる二十歳の男の子でした。
彼は一人のさびしい青年でした。
親も友だちも、支えてくれる人もいない
独りぼっちの男の子、どこかにいる別の母親の息子なのです。
私は職員に、ショーンに近づいていいかと尋ねました。
ショーンはそれを聞くと目を上げて、涙に濡れた幼さの残る顔をこちらに向けました。
「ショーン、そばに行ってもいい?」
ショーンがうなずいたので、私は職員にうながされ、
ショーンのそばまで進みました。
次に私がとった行動に、私自身も含めてその場にいた全員が驚いたのです。
私はショーンの身体に両腕を回し、彼を抱きしめました。
ショーンは私の肩に顔をうずめてきました。
誰かに抱きしめてもらうことなど初めてだったのかもしれません。
私の怒りと憎しみは、この瞬間にスーッと離れていきました。
「ねえ、ショーン、あなたを許すわ」
ショーンは驚いたような顔を上げ、私の目を見つめました。
「ロビーが天国でなく刑務所に行くのだったなら、私はもっとつらかったと思うの。
あなたのために毎日祈っているわ。」
私はショーンに手紙を書いてほしいと頼み、職員につき添われて部屋を出ました。
どんな評決が下ろうと、もう私の息子ロビーは帰ってこないのです。
ただ、もう一人の青年の人生が、刑によって奪い取られただけなのです。
私の行為を理解できないという人もいます。
しかし、私は決してショーンの罪を見逃したのではありません。
「許す」とはそういうことではないと思うのです。
あのとき彼を許したことで、私は心の奥に渦巻いていた憎しみと
復讐心から逃れることができました。
自由になり、心の平安をとり戻し、生きる力を得て、
ロビーの死を受け入れることさえできるようになったのです。
憎しみはどこかで断ち切らなければ新たな憎しみを生むだけでしょう。
私の憎しみは、私で終わりにするのが一番だと、そう思うのです。
***
電車の中で、この部分を読んだのだけれど、感動して思わず泣きそうになった。
電車の中で号泣するのは流石に恥ずかしいので、
目に溜まった涙をこらえて、必死に涙腺に押し戻した。
そのとき、右隣の席のお兄さんが、私に寄りかかってきた。
私は寄りかかられるのが好きじゃない。
あまつさえ、それが男性だったら憤慨もの。
最初は本に集中していたので、気にしないようにしてたけど、
次第に私に寄りかかる比重が増えてきて、かなり重い。
左隣の席にはおっさんがいるので、おっさんの方向に傾かないためにも、
私は上半身を垂直にキープしながら、右隣のお兄さんの体重を一身に受ける。
重い、重い、重い...
正直、イライラする。
頭の中がイライラでいっぱいになってパンクしそうになった、
そのとき...
先程読んだ、メアリーのエピソードを思い出した。
(そうだ、これは「許し」のための試練なんだ!)
ということで、「許し」の実践をしてみた。
発想転換...
(このお兄さんも悪気があって私に寄りかかっているんじゃない)
(きっと、昨夜は寝れなくて、疲れているんだ)
(かわいそうに...)
(しょうがない、許してあげよう...)
(私だって知らないうちにおっさんの肩で寝たことがあるじゃない!)
(おっさんは私を起こさずに肩を貸してくれたじゃない!)
(よし!私が立派な壁となってお兄さんを支えて安眠させてあげよう!)
その後、5分くらい、私は立派な壁となって、お兄さんを支えてあげました。
「許しとは、相手のためではなく自分のため。」
ありがとうございました。