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室井輪業

ロードバイクのメンテナンスします

”STAYHOME”をみなさん頑張って守って、自宅でローラー練習してた方も多いと聞きます。

高価なスマートローラーが売り切れとかで、ローラー台を自作するセコい僕はビックリしました。

 

で、いよいよ外を走る機会が増えて来るかと思います。

ローラー台を回してるとすごく汗をかきますよね。

この汗が自転車に与えるダメージは怖いもので、特にヘッドベアリングが錆びたりします。

また、高負荷での長時間ライドはチェーンへのダメージも心配ですし、山奥でトラブったりしたら大変。

しかもせっかく走れる状況になりつつあるのに、そろそろ梅雨入りが近付いております。

 

そこで!

せっかくのこの機会に分解整備、オーバーホールはいかがですか?

田舎すぎて自転車がめったに売れない当店の、一番の看板メニューとなっております。

6月30日まで、基本工賃や部品代、ついでに交換するタイヤ代など、まとめて10%オフ!

在庫がなくてお取り寄せした物なんかも、オーバーホールのついでになら全て10%割引します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般的なフレームの汚れは、

 

 

 

 

 

磨きたおして綺麗にします。

 

 

 

 

 

 

チェーン落ちで削れたフレームも研磨して、

 

 

 

 

 

塗装すればこの通り。

 

 

 

 

 

ガリっと削れたクランクも、

 

 

 

 

 

削ってパテ入れてサフ打って、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗装して磨きますと、こんな感じにピカピカです。

 

 

 

 

 

 

間違いました、磨いたらピカピカです。

 

 

 

 

 

 

アルミ製折り畳みのリアエンドが気に入らないんで、まず右側をロードエンドに改修し、

 

 

 

 

 

続いて左側を改修、エンド金具も交換出来ます。

 

 

 

 

 

こういった作業も、オーバーホールと同時にご依頼で割引対象とします。

Tig溶接機・Mig溶接機・エアプラズマ・旋盤・フライス盤・コーヒーマシン・パイプベンダー・フライパン等々を駆使して、パリっと仕上げます。

取っ手の取れた鍋の修理なんかも割引対象ですんで、奥様のご機嫌伺いにいかがでしょう?

車体を持ち込んでいただくか、状態をご連絡いただければ概算の見積もりをさせていただきます。

新車同様のフィーリングで楽しくライドしていただけると思います、皆さんのご依頼をお待ちしてます。

早いもので今日から6月ですよ、相変わらず祝日のない水無月です。

休みがあったとしてもイベントが全滅なんで、結局年中無休です。

4月から休みなしなんですが、つまらんなー・・・。

 

と言いつつも、楽しい工作の続きを書きます。

自作のローラー台ですが、いよいよローラー本体を削り出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂き物の75φの丸棒をバンドソーで切りまして、

 

 

 

 

 

旋盤で削り出します。

 

 

 

 

 

端面を削って、両側にベアリングの入る穴を掘りました。

 

 

 

 

 

振れないように、両側の穴をガイドに両センターでチャッキングして、

 

 

 

 

 

こうして一皮剥く感じで外径を削ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうですほら、大変美しいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

じゃなくて、脱輪防止のテーパーも大変美しく削れました。

 

 

 

 

 

ベアリングのカラーを削り出して、

 

 

 

 

 

ちゃんと圧入の精度が出ました。

 

 

 

 

 

負荷装置もなくただ回るだけなんで、シンプルな構造です。

 

 

 

 

 

完成しました。

 

 

 

 

 

目の前にあったお客さんのシクロ車を載せてみると、こうです。

 

 

 

 

 

ロクな図面すら引かずに作ったらどこかに誤差があったようで、前輪が数ミリ高かったです。

どうせタイヤサイズで後輪の高さが変わるんで、しばらくこのまま使います。

回した感想ですが、まったく普通に使えました。

ポジション出すには充分すぎて、負荷装置を考えてみようかなあ・・・と思うほどです。

 

材料費ですが、全部買っても1万円も行かないかと思います。

今回は廃材やら余り物ばかり使ったんで、3千円も使わなかったですね。

チョーお勧めです、皆さんも是非作ってみてください。

 

 

ずいぶんご無沙汰してましたすいません、皆さんお元気でしょうか?

緊急事態宣言も解除になり、少しづつ自転車に乗る方が増えているようです。

感染防止をしっかり守って、どうぞ健康に楽しんでください。

 

当店のような田舎の店でも、着実に台数が増えているディスクブレーキのロードバイク。

一度ディスクのフィーリングを知ってしまうともうリムブレーキには戻れない、と言う方がほとんどです。

まだまだホイルが高価だったり今使ってるホイルが全く使えなかったりと、悩ましい問題があります。

乗り換えてみて初めて気付いた!と良く聞くのが、車載キャリアとローラー台の互換性です。

キャリアは、フォークの取り付け部分にスルー用のアダプターが用意されてれば問題なく使えます。

もしアダプターが無くても、ちょっと部品を作ったりすれば使える場合が多いかと思います。

 

 

 

 

 

以前友達に頼まれて作った、12mmスルー用のアダプターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローラー台ですが、130mmQR仕様のクラシカルなタイヤドライブタイプだと、ほぼ使えません。

ちょっと特殊なアクスルを使える場合もあるんですが、お勧めはしてません。

実は当店にはクラシカルなタイプしかなくて、ディスク車のポジションを見るのに苦労してます。

年に数回使うだけなので、なかなか高額なんでどうしたもんかと随分悩みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーい、とアルミを削ってみました。

 

 

 

 

 

立体パズルみたいに仮組みしてみたら、ええ感じじゃない?

 

 

 

 

 

コッテリとTig溶接しておきました。

 

 

 

 

 

本体にいたっては、そこらの廃材から作りました。

 

 

 

 

 

アクスルの受けになりました。

 

 

 

 

 

ここまでは、意外と簡単に作れました。

ポジションを見る程度に使うだけなんで、なかなかの手抜きっぷりでしょ。

次回は、後輪を受けるローラー本体を作りたいと思います。

お楽しみに!