元祖三田屋総本家 ビーフカレーパン | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。

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「元祖三田屋総本家 ビーフカレーパン」

三田屋総本家監修の
ビーフカレーを包んだ
ドーナツです。

で、「三田屋総本家」て?
まずは、ややこしい話から。

京都・大阪・神戸以外の皆様が良く知らないのは当然として。
ご当地でも正確に説明できる人、少ないんちゃうかな。

「三田屋」は三都では著名なハム・ソーセージの製造元及びそのブランド、あるいはステーキレストランの名称なんですけどね。

「三田屋」は4軒、あるんです。

(株)丸優食品(現(株)丸優)でハム製造・食肉加工販売に当たっていた廣岡5兄弟。

長男は故人となっておられます。

次男は「(株)丹波三田屋」を設立。

三男が丸優食品を引き継ぎ、同時に「(株)はざま湖畔三田屋総本家」を設立。(現在は故人、家族が継承)

四男は「(株)三田屋本店」を設立し、同時にステーキハウスを開業。(現在は故人、夫人が継承)

五男は「(株)三田屋」を設立し、同時にステーキハウスを開業。

それぞれが三田屋の名前のつくハムを製造しています、ああややこしい。
「(株)三田屋」のホームページによれば、

それぞれが完全に独立していて、資本関係も取引関係も一切ありません。それぞれの三田屋が個々に日々研鑚を積んでお客様に愛され続けるように努力いたしております。

ライバルではあるが喧嘩別れとか険悪な関係ではないようです(^^;)
どこぞの見苦しい鞄屋みたいに、兄弟で裁判のやり合いはしてない、らしい。
ほんまにあれは京都の恥で、なんぼええ鞄でもどっちも買いたないわ(怒)

…おっと、脱線しました。

ちなみに、現在最も有名なのは五男・廣岡揮八郎氏が設立した「(株)三田屋」です。
「廣岡揮八郎のハム」といったブランドを立ち上げ、自らをカリスマ化する販売手法で認知度を高めました。

…いやいや、今回はそっちと違ごて。

「三田屋総本家」でした。
すなわち、三男さんのお店ですね。

ビーフカレーはなかなか「濃い」味で。
お肉の旨みは確かにあります、良いカレーです。
もう少しスパイシーさがあれば私としては満足なんですけど、ややビーフシチューっぽいか、も~。
これまで食べたコンビニカレーパンの中では“美味しいほう”に認定しました。

次はハム、といきたいところですが…。
「三田屋」のハムはどこのも高いしなあ、

〈敷島製パン 元祖三田屋総本家 ビーフカレーパン〉
内容量:1個
原材料:カレー、小麦粉、ショートニング、パン粉、卵、砂糖、加工油脂、パン酵母、乳等を主要原料とする食品、食塩、小麦たんぱく、米粉、でんぷん、乾燥じゃがいも、大豆粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、膨張剤、増粘剤(キサンタン、アルギン酸エステル)、酢酸Na、着色料(カラメル、カロチノイド)、pH調整 剤、イーストフード、ビタミンC、酸化防止剤(ビタミンE)、カゼインNa、(原材料の一部に卵、小麦、乳成分、牛、大豆、鶏、りんごを含む)