レンジでチン!だよ焼豚チャーハン風味 | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。

 あ、うちの電子レンジは「チン!」て言わないです、「ピッ、ピッ、ピッ」でした。
 皆さんのおうちの電子レンジはどうですか(笑)


コン美味食文化論-チャーハン1


 昨日に引き続き電子レンジ調理食品、今日はチャーハン“風味”のご飯。炒めないからあくまでもそれ風ってことですね。
 「ピアット 焼豚チャーハン風味」は果たして。どんな仕上がりになるんでしょう。
 あ、「ピアット」はイタリア語で「お皿」の意味で、ヱスビー食品では電子レンジ調理米飯のシリーズにブランド名として採用しています。
 
 パラッと炊いたごはん、水分を抑えたこだわりの具とペースト。3つの工夫でパラッとした食感を実現いたしました(パラッテイスト製法、特許出願中)。
 焼豚のジューシーな肉のおいしさ、卵の工夫で卵本来の自然な味わいを実現。全体として素材本来の自然なおいしさを感じていただける商品設計といたしました。
 (サイトの商品説明より)
 
 箱を開けてみますと中には無菌米飯、レトルトの具、調味ペーストが入っていました。

コン美味食文化論-チャーハン2


 
 ここで余談。
 無菌米飯、通称“レンジご飯”を開発したのは「サトウのご飯」でおなじみのサトウ食品工業さんでございます。(ヱスビーさん、すまぬ)
 同社の主力商品である「切り餅シングルパック」、すなわちお餅を一切れ一切れ無菌化包装する技術を開発し発売したのが1983年(昭和58年)のこと。
 その技術を駆使して開発された「サトウのごはん」は、製造工程の自動化で微生物の侵入を完全に防ぎ、炊きたてご飯をそのままパック。常温で6ヶ月の保存が可能になったのです。
 発売開始は、1988年(昭和63年)のことでした。

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 ええと、ごはんの上に具ぅとペーストをあけてと。
 ウツクシクナイ画像ですね(-_-;)
 これでほんまに、チャーハン(のようなもの)ができるのでしょうか。

コン美味食文化論-チャーハン4


 
 ご飯の容器を箱に戻して、箱ごと2分30秒。
 サックリ混ぜますと、おお、ほんまにご飯がパラッとしてますがな。
 焼豚は香ばしいし、どうなることかと心配した卵も、“チャーハンの卵”になってます。
 実はご飯だけでなくレトルトの具にも秘密があって、具から出る水分以外は水を使わない「含気レトルト製法」で調理されています。
 そのココロは、従来のレトルト殺菌法にみられた過加熱による食品の劣化をおさえて、素材の風味・色・形・食感を保つことができる、らしい。

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 ムツカシイことはようわからんが、食べてみたら実感します。
 炒めてないけど、確かに焼豚チャーハン“風味”ですよコレ。
 自分が作るべちゃっとしたチャーハンより、よっぽどお店のチャーハンですよいやほんま。
 日本の食品加工技術、万歳!

コン美味食文化論-チャーハン6


 
 とわけのわからんことをつぶやきつつ、東海林さだおさんの真似して「チャーハンをつまみにウイスキーを飲む」私でした。ちゃんちゃん。


〈ヱスビー ピアット 焼豚チャーハン風味 250円〉
内容量:199.5g
原材料:ごはん[うるち米、食塩、なたね油、グルコン酸、乳化剤、(その他大豆由来原材料を含む)] 具[卵、焼豚(豚肉、醤油、砂糖、水飴、みりん、卵白、乳たん白)、コーン油、食塩、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、リン酸塩(Na)、カロチン色素、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、(その他小麦、乳由来原材料を含む)] 調味ペースト[ショートニング(なたね油、パーム油)、ガラスープパウダー、チキンオイル、粉末醤油、豚脂、ねぎ香味油、ねぎ、砂糖、香辛料、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、カラメル色素、香料、酸化防止剤(V.E)、(その他小麦、乳由来原材料を含む)



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