揚げチヂミってどこ流? | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。

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 ローソンのファストフードに「揚げチヂミ」を発見!

 食べてみると外側はパリッと香ばしく、中はトロッとしてなかなか私好みです♪
 しかしこれはどこの国の食べもんですか?(^▽^;)


 もちろん本来の「チヂミ」はコリアン料理。
 と言っても「チヂミ」の呼び方は慶尚道の方言なんですと。本名?は「プチムゲ」で「焼いたもの」という意味です。
 作り方や具材も地方によってさまざまであるとか。
 日本で一般的なチヂミの作り方をおさらいしますと、小麦粉と米粉をブレンドした中に卵と水、好みの具を加え、お好み焼よりも緩く作った生地を薄く焼き上げます。
 もちろんそれだけで十二分においしいのですが、コンビニでは売りにくいのかな?少々時間が経ってもいいように揚げちゃったのですね。
 結果的には成功ですけど。
 揚げることで余計旨味(油)がついちゃったものですから、本来のチヂミはたれ(醤油・酢・ごま油・コチュジャン・ごま・刻みねぎ等を好みで合わせて作る)で食べるところ、こちらの揚げチヂミは何もつける必要がありません。
 日本人が多国の食文化を実に“都合よく”取り入れる技を今さら驚くのも何なんですけど、それにしてもいきなり揚げるか?ってねえ(笑)。
 しかもその戦略にまんまと乗っかって喜んでる私ときたら、
 アホ丸出し!(´Д`;)
 ということでウンチクもオチもありません(笑)
 とにかく「チヂミを揚げて売ってみよう」と考えた人にカンパイ(完敗)!