本の紹介とボクシングへのこじつけをする企画の第三段です。

独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
著 読書猿

 もっと早くこの本の内容を知っていたら人生変わったのに、と思わざるを得ない程の名著です。
 ざっくり言えば「学ぶこと」について書いてあります。
 
 1 なぜ学ぶのか
 最初にモチベーションの保ち方について書いてあります。
 他の本でも書いてある内容から独自の内容まで色々なものが書いてあります。
 一つ自分が感動した文章を紹介。
 「意志の強さとは、決して揺るがない心に宿るのではなく、弱い心を持ちながら、そのことに抗い続ける者として自己を紡ぎ出し、織り上げようという繰り返しの中に生まれるのだ。」
 熱い、熱すぎます。意志が弱いと思ってた自分には芯まで響きました。

 2 何を学ぶのか
 自身の「知りたい」を引き出す方法からその資料の探し方が色々と書いてあります。
 
 3 どうやって学ぶのか
 ここでは学び方が色々と書いてあります。
 
 と紹介の部分が色々と端折りすぎなのは重々承知しておりますが、そこはこの本のキモだと思うので書くことができません。
 学び方を知りたいという方は、是非買い求めていただけたらと思います。自分も月額以外で本を買ったのは2年ぶりでしたが、買ってよかったと思ってます。ただ本が分厚く、量が盛り沢山なのでご注意を。

 そして、ここからがボクシングへの応用なのですが、懺悔的要素が強くなってしまいそうな予感がします。

 1 なぜ闘うのか
 スパーリングは闘いです。
 純粋に強くなりたい、競技として上手くなりたい、色々とあると思います。
 ただ痛みや恐怖などの避けたい感覚がついてくるのも事実。技術が上がったり慣れるにつれて減ってはいきますが、なくなりません。
 その時はなぜそうなりたいのかを突き詰めて考えてみるのも一つの方法だと思います。

 自分の場合はHSPの生きにくさ=弱さが原因と考えていた事もあり、生きにくさを解消するために強くならざるを得なかったのだと思います。
 
 2 何を上達させるのか
 始めはトレーナーが手取り足取り教えてもらいます。しかしトレーナーも人間。自身の感覚を全て伝える事なんてできません。
 そこで自分での学習が必要になってきます。
 試合のビデオを見て、なりたいスタイルを発見し、自分に足りないものを探していく。
 ボクシングに関する本を読み、自分の伸ばす分野を探していく。
 他にも色々と工夫できる分野はあります。休養・栄養・心技体などなど。

 自分は新人王トーナメントが終わるまで一段落目の部分しかやっていませんでした。それからボクシングの映像を見るようにはなったけど、学習の部分は全くやってませんでした。まぁ、後の祭りってヤツです。

 3 どうやって身につけるか
 ここは本の読み方などの部分なので、本の内容と外れてしまいます。
 って言っても基本的には練習あるのみです。あとは練習以外の時間をどれだけボクシングに費やす事ができるのか、という話です。

 以上がボクシングへの応用になります。

 この本を読んでいて、自分自身の無知の知を自覚しました。
 今までは自身の経験だけを糧に皆さんにああではないか、こうではないか、という事を伝えていました。
 ボクシングの本を読んで、経験と知識の融合もしてないし、もっと体の事を勉強しなくてはいけないと強く感じました。

 勉強した事は記事にできたらと考えてますので、今後ともよろしくお願いします。