人物紹介
息子:20代半ばのサラリーマン リモートワーク
嫁:保育士
Sくん:5才 保育園児
Aくん:1才 保育園児
夫:50代のサラリーマン リモートワーク
Black Cat:私 50代半ばの主婦 書き手
詳しくはこちらをどうぞ→☆彡
子どもってへんなものを大事にする。
道端で拾った葉っぱとか
さっき書いたお絵描きとか
折紙の切れ端とか。
Sくんもご多分に漏れず
「これ、取っておく」
と色んなものをため込んでいる。
いくつかの袋に入れてあちこちに置いていた。
嫁が「ここに片づけてね」とかごを用意した。深さが10センチくらいのA4の大きさのプラスチックのかご。
「ここからあふれたのは全部捨てるからね。」
言い捨ててAくんの寝かしつけに行った。リビングには私と息子とSくん。
Sくんが慌てて片づけ始めた。
そりゃそうだろう。
いくつもポリ袋を持ってきた。
園で作った作品はこうやって持って帰ってくる。
「全部出して、いるものといらないものをわけてごらん?」
と声をかけたら、その通りに広げ、仕分け始めた。
「これはいる~、これいらなーい」と
一生懸命分けていると、Aくんを寝かしつけたのか嫁がやってきた。
「お昼寝しないで何やってるの?」
って片付けですやん…?
次いでウトウトしてた息子に向かって
昼寝に来ないこと、ここで寝てることを詰りだした。
「あんな風に言ったら、この子はやるよね。だから俺がここにいるんだけど?…寝ちゃったけどさぁ。」
後半は付き添うならちゃんと付き合え、ってツッコミたくなったが、前半は同意だ。
さらに吠えまくる嫁に、
「私が見てるからいいよ」
と声をかけた。
広げさせた私の責任を感じた。
何度か私が見てる旨を伝えるとようやく納得して部屋へ行った。
一生懸命選別し、小さな入れ物に効率よく入れる方法をあーでもない、こーでもない⋯と考えて、何とか収めた。
ちなみにここには彼の作品以外にも色鉛筆など細々した文具や折り紙の本(結構厚みがある、息子に買ってあげたもの)
も収納しないとならない。
この日は何とか収まったが以降も度々、
入り切らなかったら捨てる
は繰り返し言われている。
ところで。
ダイニングに嫁が引越して来た時の荷物が段ボールごと置かれている。
キッチン側にはチェストが置かれ、息子、嫁、孫たちの洋服が詰め込まれている。
段ボールは2段だが上部は潰れていて、
その上に嫁の趣味のものや入り切らない洋服がどんどん乗せられていく。
チェストの上にもアクセサリーやら薬やら資料やらが積まれている。
対面キッチンになっているが、時々雪崩を起こしてキッチン側に落ちそうになってくる。
花粉の季節には、ここに洗濯物も干される。
ロッカーは左右に棚があるのだが、右側は嫁が使っている。
楽譜などは仕事で使うものなのかもしれないが
コミックが1段全てを埋めているのはあなたの趣味のものですよね?
チェストは常にぎゅうぎゅう詰めで時々閉まりきってないほどだ。
Sくんは自分で着替えを用意することができるが、詰め込まれすぎてるから出しづらくてプチパニックを起こす。
保育園に持っていかなくてはならないから減らせないらしい。
だったら引っ越してきて以来、使用していない私物を処分してチェストを増やせばいいのに。
引っ越しすることも決まっているから少しずつ片付けと処分を始めたらどうか、
と勧めているが言われた時は多少動いたがすでに放置だ。
子どもに捨てるよ、と言うならば
大人が先だ と思う。
子どもに片づけろ、と促すならば
まず自分が片づけなさいよと思う。
子どもは「(たからものを)捨てるよ」と言われたら、慌てて片付けるだろう。
闇雲に捨てられてしまう前に。
お昼寝後回しにしても。
《大切》の優先度は片付けが上だ。
何もわかっていない。