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人物紹介

息子:20代半ばのサラリーマン リモートワーク

嫁:保育士 育休中

Sくん:4才 保育園児

Aくん:1才

夫:50代のサラリーマン リモートワーク

Black Cat:私 50代半ばの主婦 書き手

詳しくはこちらをどうぞ→☆彡

 

最近では

おむつは外すものではなく、

【外れる】ものらしい。

 

時期が来て、

本人の心と体の準備が整ったら

自然に外れていくらしい。

 

この【自然に】というのは

クセモノな言葉だ。

 

 

 

Sくんは年中の年齢に当たるが、

まだおむつをしている。

 

 

たまにトイレに行きたい、と

自ら申し出ることはある。

少し前までは親が付き添っていたが

今はひとりで入り、用を足したら

両親を呼んでいる。

 

【お兄さんパンツ】を

所望することもある。

 

ただ、ほとんどの時間、

パーセンテージでいうと

98%はおむつである。

 

どうも、濡れる不快さが

ないようだ。

 

時々溢れ出すほどになるまで

気づかずにいる。

 

おむつをしていることが

恥ずかしい、と言う気持ちも

ないようだ。

 

なんなら、

自分で履き替えてるくらいだ。

 

これは、準備は整っているのに

機会を逸してる感がある。

 

【自然に】を

“親子共ども特別なことをしなくても"

と思っているようだが

果たしてそうなのだろうか?

 

 

息子のおむつはずしは一進一退で、

長い間かかった。

 

濡れた感覚がわかるように

布おむつを使ったり、

今で言う【お兄さんパンツ】を

使ったりした。

 

トイレに行きたくなるように

好きなキャラクターで飾ったりもした。

 

補助便座を嫌がった時は

おまるに戻して

跨がることができたら

とことん褒めた。

 

頃合いを見て声かけもした。

 

何度も着替えさせないとならないし、

布おむつもお兄さんパンツも

たくさん洗濯した。

 

何度も失敗したし、

トイレ、と言われて連れていっても

座るだけで、出ないことも

しばしばだった。

 

今日できても、

明日もできるとは限らない。

 

しかしそんなことを繰り返し、

ほどなくトイレでできるようになり、

幼稚園入園(年中)前までには

おむつはずしは終わった。

 

 

こういった道程に

手をかけることは、

親として

当たり前なことだと思っていた。

 

勝手に時期が来て

勝手におむつがはずれるわけがない、

と思っている。

 

 

夏はおむつはずしに向く季節だと思う。

おむつなしで過ごして

失敗しても

洗濯物はよく乾くし、

濡れたままだとしても

さほど冷たくないからだ。

 

 

今日にも明日にも、

声かけしてあげればいいのに、と思う。

トイレに一緒に行って 

あげればいいのに、と思う。

 

 

でもしない。

Sくんが行きたい時だけ、

ひとりで行かせるのだ。

 

そして、終わったから来て欲しい、

とトイレから叫んでいても

気がつかずに…

いや、【自分の所用】で、だろうな、

なかなか行ってあげない。

 

こんなことで、おむつはずれなんて

できないと思う。

 

おむつは声かけしなくていいし

紙おむつだから汚れたら

丸めて捨てるだけだし

ラクかもしれない。

 

でも。

 

自尊心を傷つけることになる前に

なんとかおむつを卒業させて

あげて欲しいと思う。