こんにちは。
私は木曾山林資料館の学芸員を自認している〔山口登〕と申します。自分でつけたニックネームは”やまじい”です。
髪の毛がかなり薄くなっていますが、かつてこの資料館のあったところに存在した木曽山林高等学校で、3回にわたり通算18年間も林業科の教員をしていた者です。
木曾山林資料館というのは、長野県木曽町新開4236にある林業並びに林業教育の資料を保存展示している資料館です。その元は明治34年創立の「木曾山林学校」の標本室に保管されていた明治末からの林業関係資料が、戦後、新制高校の「木曽山林高等学校」に引き継がれてきたものです。
その木曽山林高校が、木曽谷の過疎化の影響を受けて平成21年3月末で閉校になり、町内の普通高校である木曽高校と統合して「木曽青峰高等学校」になったのですが、標本室の資料はそのまま元の木曽山林高校の校舎に残されてしまったのです。そこで、この標本室の資料を核にして、蘇水会館という同窓会館の書庫に保管していた図書や書類もあわせて、山林高校の跡地のインテリア棟の2階を改修して、木曾山林資料館という名前の博物館的な施設を平成26年5月にオープンしたというわけです。

ところで、学芸員というのは「博物館法」という法律で規定されている国家資格です。私は58歳のときに、25単位という学芸員に必要な博物館学とかその他の科目を通信教育で勉強して、その資格を得たのですが、現在、長野県青峰高等学校に附属する木曾山林資料館には「学芸員」として雇われているわけではなくて、ボランティアとして仕事をしています。学芸員というのは資格の名前であると同時に、博物館や美術館などで専門的な仕事をする人の職名(職種)をあらわす言葉でもあります。
私はボランティアではありますが、この資料館には正式な学芸員という職種の人がいませんから、この資料館にある膨大な資料の保存整備をし、高校生や一般の方々に興味をもって見ていただけるように、学芸員としての専門的な仕事をしているつもりです。ですから、最初に書いたように学芸員を自認しているという訳です。
さて、このコーナーはブログ風(日記形式)に、私がかかわっている資料館の仕事を紹介したり、その仕事の中で気になったこと、面白いなと思ったこと、そしてこの資料館で扱う林業や環境の問題、木曽の素晴らしい自然のことなど、気の向くままに本音を綴っていこうと思っています。
質問やご意見など歓迎しますから、メールでどしどし送って下さい。活発な議論をしていきましょう。それではよろしくお願いします。
(注)このブログと併せて、木曾山林資料館のホームページもご覧ください。
URL : http://kisosanrin.org/ たんに、木曾山林資料館と打ち込んでもOKです。