斑入りバニラと謎アロエ | アリ塚

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アリクイが混沌に導く、アリたちに築かれた秩序

 

やはり植物を買った。スーパーのバニラと100均のアロエ不明種だ。

 

 

 

ラン科『バニラ[Vanilla planifolia]』。高温多湿を好む蔓性の着生植物。

 

黄斑入り。白斑品種も存在する。樹液は高濃度のシュウ酸カルシウムを含むので、肌や目に触れないように注意したい。

 

 

香料としてお馴染みのバニラビーンズは、バニラの果実を発酵・乾燥させたものである。①苗を花が咲くほど大きく(数~十数m)育て、②半日ももたない花を咲かせ、③人工授粉を成功させ、④半年以上かけて成熟した果実を収穫し、⑤適切な処理(キュアリング。割愛、3週間程度)で発酵・乾燥させることで完成する。その栽培環境は半日陰、気温10℃(できれば18℃以上)以上、湿度85%程度が良いというワガママなヤツ。一般家庭で花が咲いたら御の字だ。ビーンズを得ようと躍起にならず、観葉植物として育てよう。

 

 

バニラビーン。中の種子がバニラアイスやカスタードクリームに使われる。

 

 

アロエ・ダイソーエンシス[Aloe daisoensis]』…というのは冗談で、草姿からスプラフォリアータ(スープラフォーリアータ)[A. suprafoliata]かその交雑種かと思われる。とりあえず謎アロエ

 

粉を吹いて青白い肌に黄色い鋸歯(きょし:葉縁のトゲ)。葉端や枯れた部分が赤いので紅葉するタイプだろう。

 

 

100均のアロエというと不夜城ピクシーがよく挙がるが、そのどちらでもないアロエピクシーの出自も怪しいが、こいつも確実な同定はされていない。育てていれば特徴が表れるかもしれない。どんな姿になるのか楽しみな一株。

 

 

最低気温が10℃を下回りつつあるというのに、寒さに弱い植物を増やしていると大変なことになるぞ。そろそろベラメン(ベランダのメンバー)を室内避難させねばなるまい。

 

 

アリクイ印鑑