久々にいい記事を読みました。私も長らく同じ考えですが、「ワーキングプアー」は“負け組”などではないのです。必ずしも高所得につながらなくても、自分のやりたい納得のいく仕事に打ち込めるのなら、これほどいいことはないと思います。この記事の中での主人公の方の 「低所得であることと貧困とは、必ずしもイコールではない」という言葉に共感を覚えます。
 
 この記事の中で、「協同労働」という言葉が盛んに出てきます。私は不覚にも、日本で行われている「協同労働」運動に突っ込んだ関心を持ってこなかったため、この記事で紹介されている内容は新鮮に感じられ、感銘を受けました。
 協同労働とは「協同で出資・協同の経営で働くこと」で、 「人間らしく働き続けたい」という願いをもつ仲間・市民が集い、みんなで出資して仕事をつくり出し、みんなで経営に参画し、人と地域に役立つよい仕事に取り組むことをその理念としています。

 今日の日本でも、ワーカーズコープやワーカーズコレクティブなどの形で、全国各地で「協同労働」による働き方の実績が数多くあるそうで、私がかつてイスラエルにいたときに滞在していた「キブツ」の経営精神と相通ずるものがあり、こうした試み、取り組み、そして実践が日本国内で大きなうねりを持って広がっていくと面白いのではないかと思います。
 
 この協同労働の理念こそが、ソ連型の崩壊した「行政命令型社会主義」ではなく、マルクスが理想とした真の「社会主義」の根幹を支える原理です!すなわち
「労働者みんなが出資者、経営者、イコールパートナー、そして主権者」なのです。