ロシアにとって,昨年即ち2005年の最も印象的な政治家(「優秀」という意味でしょう)は,日本の小泉首相だったそうです。
 
 昨年暮れ12月29日付のロシアの経済紙ベドモスチは、1面の年末特集で「今年の政治家」に小泉首相を選んびました。「理想と原則を掲げて、野党に妥協することなく総選挙で勝利を収めた」と指摘しており,「有能な政治家としての資質を誰よりも発揮した」と持ち上げたということです。

 保守派がいる選挙区に有名人を立候補させ、「選挙を『改革に賛成か否か』の選択と位置づけることに成功した」と首相の手腕を評価し,また、夏にネクタイ無しで仕事をするなど、「従来の慣習を巧みに打ち破った」と評したそうですが、その一方で「日本政治の厳しい伝統の枠を踏み越えはしなかった」とも指摘しているということです。

 ロシアで小泉氏は「型破りの改革者」というイメージが強く、独特な髪形もよく知られているとのことですが,日ロの友好協力関係の発展へ向けては,北方領土問題や日ロの平和条約交渉は行き詰まったままで,一連の流れを見る限りでは,ロシアはそれほど小泉首相は手ごわい相手と受け取ってはいないようです。
 だとしたら,小泉首相に対するロシアのこのような評価は半分皮肉とも受け取れます。ポスト小泉には日ロ間の政治的懸案をうまく処理できるリーダーの出現が望まれます。