この別荘で,ペチカを灯して料理を作る。ここには僕達の到着以前に,ウラジーミルさんの奥さんのガリーナさんがいて,既に火を起こしてくれていて,中はもうすっかり暖かかった。
 料理(焼肉など)をたくさん作って,ウォッカを注いでみんなで乾杯する。家族同士(複数のファミリ-)で集まって,食事をしながらワイワイ雑談する。これがロシアンライフだ!
 
 しかし,時間が経つにつれて,全員アルコールが身体に回り始めると,気が変になってきた。特にこのウラジーミルさんという男は酔いがひどく,僕に,何か訳のわからないことを言いながら絡んできた。
僕は東洋人で珍しい上に,言葉がよくわからないということもあり,格好の絡みの対象にされてしまったようだ。
 酔っ払っているということと,半分冗談交じりであるということはわかっていたのが,とても危なっかしくて恐ろしかった。
 と言うのは,このおっさんの職業はなんだかよくわからないのだが,なぜか拳銃(トカレフであったかどうかはよく覚えていない)を持っていて,床や外の地面に向けて実弾をぶっ放しては喜んでいた!
(12月5日<その3>に続く)