真実告知
血のつながらないこどもをわが子に迎えた養父母が
こどもにその事実を告げることを
業界用語(?)で「真実告知」といいます。
こどものキャラや養父母との人間関係などを考慮して
適切な時期に行うのですが、
子きてぃは理屈っぽい性格で言語も発達している方、
私との関係も「同等なパートナー」に近いので、
その時期は早くやってくると思っていました。
そして。
その時期は、予想していたとおり、子きてぃが決めました。
幼稚園の慣らし保育のころから、
自分はこの家には生まれていないことを知っている、
自分はいつまでこの家にいられるのだ
ということを確認するような発言が徐々に増えてきたのです。
出会った頃、新型インフルエンザ対策で毎日マスクをしていたので、
花粉症のため私がマスクを使用し始めたのを見て、
当時の記憶がよみがえったのかもしれません。
もしかすると、就園を機に自分の住むところも変わるのでは、と
不安になったのかもしれません。
とにかく、それだけ事実を確認したがる発言が増えて
それをスルーし続けるわけにはいきません。
担当のケースワーカーさんに相談すると、
本人が知りたがっている、
しかも就園というとても楽しいできごとと時期が重なっている、
今こそ、真実告知にぴったりの時期だということでした。
そこで。
紹介団体のツテで入手した別の養親さん手作りの絵本を
子きてぃバージョンでリメイクして
この週末、子きてぃに真実告知をしました。
子きてぃの反応は、予想どおり。
絵本を読み終わるか終わらないかのうちに、
子きてぃはニコニコ微笑み始め、
読み終わると
パパ、ママ、見つけてくれてありがとう
と言いました。
ここ数週間のイライラの元がはっきりとクリアにされ、
すっきり、晴れ晴れとした気持ちになったようでした。
もちろん、これは第一歩に過ぎません。
これから、年齢を重ね、さまざまな知識を身につけるとともに、
親子での話し合いを重ねていかなくてはならないでしょう。
絵本が手元にありますから、
詳細にわたり、しつこく追求されるかもしれません。
けれども、
他の人のお腹から生まれたという事実、
生まれた直後から乳児院で育ち、
私たち夫婦が見つけ出して引き取ったという事実は、
家族の中でオープンになりました。
これは、子きてぃにとっても、私たち夫婦にとっても、
引き取り、入籍同様の、いえそれ以上の大きな仕事。
今、それを無事に終わらせた満足感と
事実を共有したという晴れやかな気持ちでいっぱいです。
そして。
今までのは前哨戦(?)で
本当の親子関係構築というのは、
もしかすると、真実告知から始まるのかもしれないな、
と思う今日この頃です。
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幼稚園の方も順調です。
絵本や子ども番組を見て、
長い間、あこがれてきた子ども社会の中に今、自分がいる、
子きてぃは、毎日それがうれしくて楽しくてたまらないようです。
そして、家に帰るとその日歌ったお歌を教えてくれたり、
どんなふうに一人でトイレに行ったのか、何をしていて先生に叱られたのか
など、詳しく報告してくれます。
親としては、どれも微笑ましいエピソードですが、
・・・先生の頭痛のタネにならん程度にしぃやっと
心の中でついついつぶやいてしまいます。