第3ポジション | ムル☆まり同盟

第3ポジション

 ハワイでは、思った以上にお出かけが多かったり、ひとりの時間は初めてアメリカ国内で観るアメリカのテレビに釘づけになってしまったりと、「ゆっくり読書でも」と持っていった本を読む時間はほとんどなく、行き帰りの飛行機の中でかろうじて1冊読んだだけでした。帰ってから少しずつ読んでいるのですが、なかなかねぇ~。調べ物あり、家の大整理あり、(チェロあり、バレエ・エクササイズあり)だと、趣味の本をゆっくり読む時間もなく、1日10~20ページのスローペースです。


 で、何を読んでいるかというと、以前ご紹介した(→ )「俳優の仕事-俳優教育システム」というスタニスラフスキーの本です。


 これが、意外に面白くって、結構、はまっています。


 読み始めた時は、ロシアの俳優さんたちの迫真の演技、彼らはどのようにして作られるのか、どんな教育を受けているのか、その秘密に迫りたいっと思っていたんです。(で、正しい読み方としては、それを紹介している本なんだと思います。)


 でもね。


 俳優って人に見られる職業でしょう? なので、セルフ・プレゼンテーションの入門書、みたいにも読める本なんです。そういう読み方をしても、とても興味深い本です。姿勢に始まり、手足の動かし方、発声、発話とレッスンは続きます。むか~し、企業で社員教育を担当していた頃、新入社員向けに「社会人にとって、そういうものがいかに大切か」みたいな内容も扱っていたので、今でも、この種の話にはとても興味があるのです。


 たとえば、今まで読んだところで印象に残っていることの一つは、「バレエの第3ポジション」についての記述。


 バレエの第3ポジションは、両足を外向きにして立ち、お互いの指先とくるぶしをぴったりくっつける(ように努力する)ポジション、初心者にはまずできません。こんな不自然なポーズが必要なのは、高い跳躍や速いスピンなどを伴う踊りの中で、安定した立ち方をしないと危険だからなのだろうっと、これまで勝手に思い込んでいたんです。


 でも、違うんですって。


 たいていの女性の足は不自然にねじれていて、それを矯正するのに効果的なエクササイズとして、この第3ポジションが紹介されていたんです。つまり、第3ポジションが不自然なんじゃなくって、たいていの一般人の足の形状が不自然、っていうか、見た目に美しくないっていうことらしいんです。


 この本に書かれていること、すべてを実践できるわけではありませんが、ひとつでも、ふたつでも生活に取り入れることができれば、ひとりのオトナの女性として、自分の見せ方をちょっぴりステップアップできるかなぁ~っと期待が高まります。


 ・・・もちろん、本来の読み方も楽しみたいとは思っていますけど☆