今、ここにいる奇跡
ムルカです。
たくさんの偶然が重なってここにいます。
今、あたしがここにいるのは、奇跡のようなもの。
ロシアの首都、モスクワにあるネコサーカスで、
当時の看板ネコ「ボリス」の子どもの1匹として生まれ、
獣医さんの作る「里親募集ネットワーク」を経て
日本人夫婦のオジにゃんときてぃにゃんの家族になった。
それだけじゃない。
実は、元々、この家には別のネコが来るはずでした。
すでに獣医さん宅でトイレトレーニングに入っていたその猫は、
獣医さん宅に来る前にすでにウィルスに感染していて
きてぃ夫婦の家に来る前に、虹の橋を渡ったそうです。
そんな悲しいできごとがあったので、獣医さん夫婦が「今度こそ」と
慎重に慎重を重ね、健康状態、顔つき、毛の色など、
できるだけきてぃ夫婦にふさわしいネコを、と選んでくれたのが、
あたしです。
もしも。
悲しいできごとがなかったら、
今頃あたしは、モスクワで暮らしていたと思います。
ロシア人家族にもらわれて・・・。
もしかすると、捨てられて・・・。
だから、ここであたしがこうして暮らしているのは、
ほぼ奇跡に近いことだと思っています。
まりあです。
あたしがここにいるのも、奇跡のようなものです。
あたしは横浜で生まれました。
いろんなことがあって、ノラになって、
激やせして、大怪我をしていたところを、親切なニンゲンに助けられました。
そして、シェルターのケージの中で暮らしていました。
きてぃにゃんが社会復帰を思い立ったのは、あたしと出会う2,3ヶ月前。
自分が家を空けたら、留守中ムルカにゃんはどんなにさみしがるだろうと、
ムルカにゃんのお友だち候補を考え始めました。
ワンコ(当時、きてぃは、コーギーにはまっていた★)、仔猫、同年代ネコ、
色々な候補がありました。
そして、最初にきてぃ夫婦が選んだのは、
ムルカにゃんよりちょっとだけ若い黒猫でした。
でも。
そのネコは、お正月休みの間に里親さんが見つかって、
あたしよりも、一足先に幸せになったらしいんです。
それで。
ムルカにゃんにお友だちが来ないなら、
やっぱり社会復帰もやめようかしらってきてぃが考えていた矢先に、
恩人のひとみさんが、きてぃにゃんにあたしの入っていたシェルターを
お勧めしてくれたんだって。
きてぃにゃんたちが欲しかったのは、
手元の本に相性がよいと書かれていた「ムルカと同性で、
ムルカよりも少し若いネコ」でした。
(仔猫が来ると、古株にゃんはジェラシーでイライラするからよくないって
その本には書いてあったんだって)
当時のシェルターは、あたしの年齢を「11ヶ月」としていたので、
おっとりした顔立ちと白ベースの日本ネコらしさが夫婦の目に留まった。
実際、あたしの歳はもっと上だったんだけど、
なんでも、あたしは
ムルカにゃんが初対面で『シャアー』をしなかった
初めてのネコ![]()
なんだそうで、
きてぃ夫婦はひどく気に入ってくれました。
そんなこんなで、
奈良でモスクワ出身のムルカにゃんと姉妹として暮らすなんて、
ホントに奇跡みたいな話です。
きてぃです。
福岡で生まれました。
生まれた街のことは、何にも覚えていません。
それから、いろんな街で、いろんな文化に触れながら育ち、
なぜか今、奈良に住んでいます。
大学受験当時、「じゃりんこチエ」っていうアニメが大人気で、
大阪の大学受けるって言うと、友だちの反応はみな同じでした。
「テツみたいな言葉になってもいいの????」
(テツとは吉本芸人西川のりおが声を担当する大阪の下町のおっちゃんで
当時の人気アニメ「じゃりんこチエ」の主人公チエの父親です。→若い読者の方)
いやぁ、はっきりいって、
自分の人生で最も長い期間を関西で過ごすことになるなんて、
当時は想像だにしなかったです。
今でも、関西弁はあんまり上手じゃないかなぁ・・・?
音楽の先生になるはずだったのに、
少子化による採用数の激減や男女雇用機会均等法の導入など、
大学受験のときにはまったく考慮しなかった様々な理由により、
20代は、運がいいのか悪いのか「キャリアウーマンもどき」に。
30代は、運よく(?)フリーランサー、そして40代はお気楽な働く主婦。
20代でサラリーマンと結婚して子どもは2人。
家でピアノを教える平凡な主婦。
それ以外の将来が自分にあるなんて想像したこともありませんでした。
いくつもの偶然といくつもの奇跡も重なって、
今、ここに、子どもの頃にはとても想像がつかなかったような自分がいます。
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で、おじにゃんは?
オ、オレか?
オレは、絵に描いたようなベタな人生やなぁ。
大阪で生まれて大阪で就職、しゃべれるのも大阪弁1つや。
仕事もずっとおんなじ仕事やしなっ。
高校生の頃から目指してた仕事やしなっ。
標準語も英語もロシア語もしゃべられへんで。
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だからいつも、家の中で浮いてるんにゃ?
なぁんや、失礼やなっ!
君たちみんな、とっても個性的やから、
オレが中和してバランス取ったってんねん!
家族を平和に治めてるんやでっ。
浮いてるんちゃうわぁっっっっ★★★
ま、おじにゃんが中和してくれるって話を信じて、
きてぃは今、新たなる奇跡を画策中です。
こんなあたしたちですが、
これからも、ムルまり家をよろしくにゃっ♪







