出会い | ムル☆まり同盟

出会い

 「きてぃさんは、運がいいね」と言われることが、わりと、よくある。


 四十路も過ぎ子どももおらず、安月給で財団の短期職員をしながら細々と翻訳の内職などして、猫に振り回される日々を送っている。客観的に見て、とても運がよいとは思えないが、そう見える場合もあるらしい。


 でも。


 自分でも、人よりもずば抜けて「運がよい」と思う点がある。それは「出会い」運だ。


 昨日、大阪某所であるホームコンサートを聴きに行った。この会の主宰者とは当日までまったく面識がなかったのだが、紹介してくださった方がいて運よくお邪魔することができた。この紹介者とは、このブログを通して知り合った。


 このコンサート、グルジア出身のチェロ奏者のものだった。彼のことは、帰国直後から気になっていて、いつか演奏を聴いてみたいと思っていたところ、偶然にも「紹介してくださった方」の知人がこのコンサートを主催されるということで、私がチェロを習っていることをご存じだった「紹介してくださった方」が声をかけてくださったのだ。


 そして・・・。


 すばらしいコンサートの直後、興奮冷めやらぬうちにトイレで自分の前に並んでいた方に声をかけ、二言、三言雑談すると、なんと、この方こそが、私がこのチェロ奏者を知るきっかけとなったバイオリン奏者であることがわかる。私の前にトイレに並んでいるなんて!


 家がすぐ近所ということがわかり、帰り道をご一緒し、そのまま夕食も「最寄り駅」付近の店でご一緒する。チェロ奏者の影響で、東欧の文化や社会、そして何よりも音楽教育に非常に興味をお持ちのこの方とは、共通の話題がたくさんあり、楽しい時間を過ごすことができた。この方の家には、猫6匹と犬1匹がいる、ということも、さらに話を盛り上げる。


 たまぁに。


 運命とか神様を信じたくなることがある。


 誰か計算するヒトがいて(神様はヒトじゃないけど)、私がこの場所に行ってこの人と出会うように仕組んでいるとしか考えられないような出会いが、これまでの人生でも、少なからずあった。よく言われるのが、「で、なんで、きてぃちゃん、その人と知り合いなわけ?」ということ。


 昨日も、そんな一日だった。



gia