魔女の1ダース | ムル☆まり同盟

魔女の1ダース


魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)/米原 万里

 久々にロシア関連の本を読んだ。といっても、何かロシアに関する本というのではなく、著者の故・米原万理さんがロシア語通訳者だったため、ロシアネタの多いエッセイ集だ。 働き始めてから感じ続けてきた世の中の矛盾とかすっきりしない部分とかモヤモヤとか苛々とかを、全部、わかりやすく解説してもらった感じだ。

 「魔女の1ダース」というタイトルは、彼女がロシアで経験したエピソードに基づいている。ロシアの魔法使いの辞書によれば、すべてのことばは本来のまともな意味と逆の意味を持ちうるのだとか。そして1ダースとは、1年の月数、半日の時間数など納まりのいい数字として認識されている「12」ではなく、「13」なのだとか。。。この本は、この説をベースに様々なエピソードを従来の固定観念を打ち破る見方で紹介する13の章からなる。


 せっかくロシアで色々な経験をし、色々なことに気づき、目覚めたはずだったのが、日本で社会人に戻ったとたん、いとも簡単に元の感覚に戻ってきた感のある今日この頃。久々に彼女の本を読み、それではロシアの3年間が生かされていないと思った。これからも、日本社会に洗脳されそうになってきたな、と感じたら、1冊ずつ、彼女の著書を読んでみようと思う。

 

 ぽちっと応援お願いします。→ ブログランキング・にほんブログ村へ バナー