トロイメライ | ムル☆まり同盟

トロイメライ


onthepiano

ネコ ピアノの上で練習を聴いてるにゃ。。。


 「自分のやりたい曲を練習した方がいいから」


 という先生の意見により、「チェロ名曲集」から1曲目として選んだのは、シューマンのトロイメライです。(#♭の数、楽譜の黒さ=16分音符の少なさ、音域などから)


 こういう進め方は、今の先生と「合う」ところのひとつだと思います。日本でレッスンを再開するにあたって、すっと大手楽器店や音楽教室等のチェロ教室をあたってみなかった理由の中に、「今さら、『ちょうちょ』や『キラキラ星』からやり直したくない」という気持ちがありました。どちらも日本で広く普及している初心者向け教本に掲載されている曲ですが、オトナがチェロで弾いて楽しい曲とは言えません。楽しくなければ練習する意欲も出ないし、忙しい毎日の生活の中で練習時間を確保しようという気にもならないと思います。ですから、そういう本を「みんな使ってますから」と言って勧めるような先生には習いたくないなぁっと思っていました。かといって、モスクワでは先生が独自に立てたカリキュラム(?)で勉強していたので、「○○という本のどこまで勉強しました」というのがないので、大手へ行けば十把一絡げに「とりあえず初心者コースから」ということになりそうだと思っていました。


 そういう考えを今の先生に最初に伝えたわけでもなかったのですが、先生がすっと口にしたのが「好きな曲をした方がいいから」というセリフだったのでほっとしました。もちろん、教則本は別途、2週間で2ページ程度ずつ進めています。


 モスクワで教材として利用していたのは、主に当時の先生が子ども時代に使っていた教則本や曲集の抜粋、ロシア民謡の本、それからチェロ二重奏曲集でした。ロシアの子どもが使用する教則本や曲集は、チェロ教育のために書き下ろされたものがメイン、ごく初心者向けの曲でも、うっとりするくらいきれいな旋律のものが多かったのです。(というか、そういうものを先生が選んで持ってきてくれていたのかもしれません。)それが、チェロに夢中になっていった大きな要因だと思います。それらの本を使ってチェロの勉強を始めるロシアの子どもたちも同じような気持ちでチェロにのめりこんで行くのかもしれません。


 オトナが趣味として楽器を勉強する場合、将来的に演奏家になるのを目的としているわけではありません。曲を弾くことそのものが「癒し」で「楽しみ」になることが、大きな目的のひとつです。(ひとりで家で弾いているだけですから、自己陶酔型の演奏でも、誰にメイワクをかけるわけでもありませんし☆)そういうわけで、何を弾くか、というのは、ある意味、とても大切なポイントだと思います。


 こうして、自分で選んだ「トロイメライ」なので、練習にもなかなか熱が入ります。弦の上を滑らせる左手の指先の皮が少しずつ硬くなって行っている段階なのですが、指先の皮が厚くなればなるほど、太い弦の上をすべらせても痛みを感じなくなるので、今はそれもひとつの楽しみです。


 ただ、ムルカはファーストポジション(左手を一番低音域に固定した音域)のずーんと響く低い音の方が好きなようで、比較的高音域や音の外れた跳躍部分ではさっさと退室することも増えてきました。ムルカにゃん、厳しい…。汗もっと音程がぴたっと決まるようになったらムルカの途中退室はなくなるのでしょうか??



onthefloor

低音部の練習を聞いているうちに転がってしまったムルカ。マタタビの匂いを嗅いだときみたいな反応です。



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