秘密兵器・モスクワ方式?? | ムル☆まり同盟

秘密兵器・モスクワ方式??


secret
 


少し前からチェロのレッスンを再開している。先生は音大の大学院に籍を置く20代半ばの若い女の子。


 さて、初めての日、褒めていただいたことがある。それは、弓を持つ右手にまったく力が入っていないこと。先生によれば、初心者が右手の力を抜くのは難しく、たいていの場合、ヘンなクセがついてしまったり、ガチガチのままだったりするものなのだそうだ。先生はかわいらしい女の子なので、ニッコリ微笑んで褒めていただくと、それだけでこちらも素直に気分がよくなってしまう♪


 その秘密は、恐らく上の写真の金属製の輪っかだ。


 これは、直径5センチ、幅1.5センチほどの円筒形の金属(恐らく鉄)の輪にゴムを通したものだ。円は二重になっていて、一重目と二重目の間には、小さな金属の玉の間にゴムをかませたものが挟まっている。円筒に通されたゴムの長さは1メートルくらいだろうか。この秘密兵器は、チェロは始めてから半年ほど毎日利用した。


 ゴムの両端を持って左右に軽く引っ張ったり縮めたりする。両腕から余分な力が抜けていれば、真ん中の金属製円筒部分はきれいに自転する。どちらか片方の腕に力が入っていると均衡が取れないので自転しない。これを回す練習を、テレビを観ているときなど、手が空いているときにするように言われた。


  チェロを始めた当時のロシア語力では、必要最小限の質問しかできなかったので、モスクワの音楽学校の生徒は皆、チェロを始めるときにこれで練習するのか、あるいは、モスクワの先生の独自の思いつきなのかはわからない。とにかく、このおもちゃ(?)と細かい練習メニュー、毎週毎週の腕の痛みに対する入念なカウンセリング、などが功を奏し、腕や肩などに力が入ったり、それが原因で痛めたり、ということは一度も経験することがなかった。


 当時は、最初からどんどん曲を弾かせてくれる先生にバイオリンやピアノを習っている友人たちがちょっぴりうらやましくも思え、「一生の趣味にしたいから2年間でみっちり基礎を教えてください。」と最初にお願いしたことを後悔することもしばしばあった。が、2年のブランクを経て、こんなにすんなりとチェロを再開し、今、次のステップのエチュードが勉強できる状態にあるのは、モスクワの先生のおかげだと、今さらながらに感謝している。


※ モスクワでのチェロのレッスンに触れた記事はこちら。興味のある方はどうぞお読みください。

   2006年12月3日 →   

   2006年5月6日  → 


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