ムルカ・アディクト | ムル☆まり同盟

ムルカ・アディクト


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 ムルカがうちにやってきて、初めて終日家を空けたのは、約1週間後のこと。IWC主催の冬のバザーで、チャリティグループのカウンターの店番をするためだった。それまでは、すべての習い事をキャンセルし、ムルカがお昼寝している間にこそっと下のコンビニに必要最低限のものを買いに行く、という気の使いようだった。それほど、赤ちゃん時代のムルカはかわいらしく、頼りなげで、放っておけない様子だったのだ。


 夕方。


 ひどい大雪のため、迎えのタクシーがひどく遅れる。当時モスクワ歴わずか8ヶ月の私は、大した文句も言えず、遅れるとの連絡にただ、「はい、はい」と答えるしかなかったのだ。幸い、同様に迎えの車が遅れたタイ人のボランティア仲間と、モスクワにしては甘さ控えめのおいしいケーキを前に、ペットのかわいさについて熱く語りながら車が来るのを一緒に待ったのを覚えている。彼女は2匹の小型犬と暮らしていた。


 初めての8時間以上もの長いお留守番。


 帰宅してドアを開けると、ムルカは全身の毛を逆立て、背中を丸め、しっぽをぴんっと立てたままの姿勢で、部屋の入り口の前を2、3度往復して、いかに自分が腹を立てているかを訴えると、そのまま2階へと駆け上がってしまった。


 それが、ムルカの記念すべき第1回目のお留守番だった。



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 その後、だんだんと普通の生活を送るようになってはいったものの、私が長く家を空けるときのムルカの不機嫌さ、帰宅後の甘えぶりは、かなりのもの。まわりの人たちは、ごく早い段階から、ムルカにお友だちを迎えることを勧めてくれた。


 あれから丸4年が過ぎた。


 今では、家にいるときは、私もムルカと同じ部屋にいないと落ち着かない。30分も別々の部屋で過ごせば、どちらからともなく気になって、すごすごと相手の部屋に移動してしまう。お互いが、お互いにとって「中毒(addict)」状態で離れられない。


 明日、ムルカはついにお友だちを迎える。




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 もう1匹、家族に加わることによって、ムルカは私から自立し、私は心おきなく家の外での人間社会での生活を楽しめることを願っている。そして、新しい猫には家族ができる。みんなが、今までよりシアワセになれることを願っている。あ、それから、いつもネコ語が不自由で困っている夫が、うまくにゃんずの輪に入っていけることも・・・。



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新しい猫のためのトイレ、つめとぎ、食器。

2,3日前からセッティングして、ムルカに新入りがやってくることをほのめかしている。

ムルカもこれらが自分用ではないことを悟り、何だかそわそわしている。

日に何回も様子を見に来る。

そろそろ心構えもできたころだろうか??



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