学齢児の孤児院 | ムル☆まり同盟

学齢児の孤児院


tamilino3
施設入り口の門より。見えている3棟は、集会室などの特別教室棟と寮部分。この奥に学校部分やユースクラブ(ティーンエイジャーの自主活動クラブ)、校庭などがある。



 前回ご紹介したベビーハウスで育った子どもたちは、6歳になると孤児院に移され、義務教育を終えるまでの10年間をここで過ごすことになる。ベビーハウスで子どもと遊ぶボランティアにはほとんどロシア語は必要ないのだが、この年齢の子どもが対象となると、言葉がある程度できないと何もできないため、ボランティア希望者は激減する。モスクワ市内に20程度あるどのベビーハウスにも、ボランティアは3,4人ずつ割り振られていたのに、IWCチャリティから定期的に交流ボランティアが通っていた孤児院は、私の知る限りなかった。


 ロシアの一般的な孤児院は、大きな敷地内に寮と学校施設を併設した形をとっているので、孤児院の子どもたちが外界と接する機会がほとんどない。義務教育が終わりいきなり外界で一人暮らしを始めることは大変難しい。指導者としては、何をしてくれるわけでもない、ただ「お客さんとして来てくれる」だけでも大歓迎、という感じだったが、それでも地の利などの関係でボランティア希望者はなかなか現れない。
 
 そのような理由で、孤児院に対するIWCチャリティの支援も、ほとんどが物品と金銭による支援という形になっていた。


 写真の孤児院には、縁あって、寄付品の搬送や新規プロジェクトの下見、打ち合わせなどで10回近く足を運んだ。行く度に皆さんとても温かく迎えてくださった。見学した方の「子どもたちはどのようなものを普段食べているのですか?」という質問に対して、「何なら食べてみる?」と食堂でお昼までごちそうしてくださったことまである。居心地がよく、また、院長はじめ、学校部分の先生方や寮部分の各種スタッフ、とても温かく熱心な方ばかりだったが、やはり地の利の悪さはどうしようもなく、それ以上の奉仕活動はできなかった。


 幸い、この施設には地元の日本人学校の、また別の施設にはアメリカンスクールの子どもたちが定期的に訪問し、施設の子どもたちと交流を図っていた。塀の中の小さな世界で生活する孤児院の子どもたち、ロシアという異国の地で言葉の不自由さを味わいながら、やはり家と学校をスクールバスで往復する毎日を送る外国人の子どもたち。どちらが奉仕する側、される側、というのではなく、お互いから学ぶもの、おつきあいを通して新たに発見することなどが多く見つかる交流になっていたことを願う。





tamilino4

孤児および社会的孤児のための学校-寄宿舎

「私たちの家」




tamilino5

日本人学校の子どもたちからのクリスマスプレゼントを開け、大はしゃぎの子どもたち。(教室にて)

紺色のセーターの男の子は、珍しいロボットのフィギュアに大喜び!



 ベル ※ 孤児院卒業後の生活に不可欠となってくる職業訓練として、コンピュータや英会話のボランティア講師は、いつでもどこの施設でも大歓迎です。モスクワ在住で、1年以上そのようなボランティアを続けることができ、かつ興味のある方は、下記、IWCチャリティに相談してみてください。きっと喜ばれると思いますよ。 ベル


IWC Charities Group http://iwc_moscow.tripod.com/Charities/international_women.htm



ぽちっと応援お願いします。→ ブログランキング・にほんブログ村へ バナー