ロシア人の話す英語 | ムル☆まり同盟

ロシア人の話す英語

 モスクワで3年、帰国後に1年間、ロシア人と個人的につきあって、ずーーーっと気になっていたことがある。ロシア人が話す英語のクセある表現だ。


 つきあう、と言ったって、ロシア語歴5年弱、英語歴○十年の私だから、「おつきあい」と呼べるほどのおつきあいをしているロシア人のほとんどは、多少なりとも英語を話した。多国籍企業で何年も海外駐在員生活を送った友人も、例外ではなかった。その中で、少~し気になっていた「ロシア訛り」を挙げてみたいと思う。


  ※ 「ねっ?」というタイミングで「Yes?」と言う。
   確率50%程度 
   これは、英語を勉強して年月の浅い人に多い。ロシア語で「はい」に当たる肯定の単語は「Да(ダァ)」なので、これは「ねっ?」と念を押すタイミングで頻繁に使用される。けれども、英語では、会話中頻繁に「Yes?」と念を押す習慣はないので、これはとても耳につく。耳につくが、言いたくなる理由がわかるので、いつも聞き流していた。第一、日本人の私が、相手の英語にケチをつけるのも不自然だし。


※ 女性所有格の「her」を「ヒョー」に近い音で発音する。
   確率90%程度
   考えられる理由:ロシア語の女性所有格は「ィエヨー」に近い発音なので、混同するのではないか? 


 ※ 「残念ね」という意味で、「It's pity.」と言う。
   確率100%程度
   考えられる理由:辞書が間違っている。手元にある(結構権威ありそうな)露英辞典でも、「жаль(残念な)」という単語の第1義は「pity」になっている。この単語は「残念な」に近いニュアンスも現すが、「かわいそうな、哀れな」ニュアンスの方が強いので、それに当てはまらない時に使われると、なぁんか「違うよっ」と言いたくなる。が、ロシア語がちょこっとわかって聞いていると、彼らは「жаль(残念ね)」と言いたいときに必ず「It's pity.」という。露英辞典にはあまりよいものがなく(そして複数のロシア人からもそういう認識を耳にしたことがあるが、)この手のしっくりこない訳が数多く掲載されている。これが、彼らの英語力向上のおおきな妨げとなっている。また、街の書店で流れる英会話の聴覚教材を聞いていても、「そうは、言わんやろ」というものがよくあったのを覚えている。ロシア人の英語力向上には、まず、よい辞書と教材が必要だと思う。


 というわけで…。


 恐らく、日本人にも日本人自身が決して気がついていない「日本人英語」「日本人ロシア語」があるのだろうなぁっと思う。



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