ロシア・ソビエト映画祭、終わる | ムル☆まり同盟

ロシア・ソビエト映画祭、終わる

 5枚つづりの回数券を購入して、会場のシネ・ヌーヴォーに足しげく通った。結局のところ、人に勧められたものなどもあり、観たいものが5つに納まりきらず、当初考えていた歴史ものや文学ものはほとんど観なかった。


 ソビエト時代、まだ無声映画の頃から最新では2005年までの作品中選りすぐりの27本、どれも見ごたえがあり、また、写真や本で想像していた各時代の街の様子や人々の暮らしぶりが映像を介してより具体的にわかって面白かった。全体のストーリー構成や画像構成もよかったし、感動の涙を誘うものもあった。


 日本に帰国して、ロシア好きな方と知り合ったり、ロシア関連の本を読んだりするたびに感じていたことだが、「ロシアが大好きになって帰って来た」といいつつ、実は、自分こそがロシアに対して強い偏見を持っている人の代表みたいなもので、映画の件でも感じた。


 モスクワに住んでいた頃、これらの大半の映画の制作現場となったモスフィルムは私たちの住居からさほど遠くなく、車で15分から20分程度のところにあった。しかしながら、あまり興味がなく、結局一度も足を運ばなかった。ロシアの映画作品をそれまでに観たことのなかった私は、どうせ、プロパガンダの映画ばかり作っているのだろうと高をくくっていたからだ。今考えると、中を見学しておかなかったのは、もったいないことだった。


 ちなみに、私が観たのは次の5本。


 - 宇宙を夢見て

 - モスクワは涙を信じない

    
     アイ・ヴィー・シー
     モスクワは涙を信じない

 - 愛していたが結婚しなかったアーニャ
 - 戦艦ポチョムキン

    

    アイ・ヴィー・シー

    戦艦ポチョムキン


 - 外套

    


 日本でDVD入手可能なものもあるので、興味があればどうぞ。ロシア人の友人によれば、「モスクワは涙を信じない」は今でも人気の古典映画。ロシア人なら誰でも知っていて、この中の名セリフのいくつかは、ロシア人どうしの日常会話の中でもよく引用されるとのこと。あまりにもわかりやすい(単純な?)ストーリーのメロドラマ、という印象も否めないが、舞台が日本でもアメリカでもなく、ソ連の共産主義時代、というのが新鮮だった。



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