超距離列車の旅 | ムル☆まり同盟

超距離列車の旅

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ロシアの長距離列車電車での旅はお勧めか、お勧めではないか?


モスクワに住んでいると、大使館領事部より安全情報のメールが頻繁に入る。在露邦人およびその他の外国人が何らかの事件に巻き込まれたり、被害に合ったりした場合、情報を共有し、同様の事件に巻き込まれないようにとの喚起を促すためだ。


それらの情報や、在露邦人間の評判では、「長距離列車での旅は避けた方がよい」というのが一般的だ。夜間運行する長距離列車では、たとえ何か事件が起こっても人里離れた場所を運行していれば、警察が対処できない。たとえコンパートメントで殺されていても、朝まで誰にも気づいてもらえないということもある。


それでも、深夜に出発し、早朝にペテルブルグに到着する「赤い矢号」は、旅行の日程短縮にとても便利なので、そういう評判を踏まえ十分に気をつけながら利用する人もいた。(私たちも利用したことがある。)


安全性は、というと、素人目には、結構安全そうに見えた。


まず、切符の発行時にパスポートの提示を求められる。このとき、切符に氏名とパスポート番号が印字され、乗車時に車掌によりチェックされる。途中の駅でホームに降りた場合の再乗車時も同様である。この車掌たちは女性で、各車両の前後に車掌室があり、1人ずつ控えている。その車両に乗っている人たちの世話やトイレ、その他の公共部分の掃除はすべてその2人で担当するため、他の車両の乗客や切符を持たない人間が乗り込んでいれば、すぐにわかるしくみである。


もっとも、パスポートは偽造できるし、いざ、刃物や飛び道具を所持した強盗または乗っ取り犯が出現した場合、女性である車掌に太刀打ちできるかと言われればそれも難しく、そういう意味では決して安全とは言い切れないのだが・・・。


2年前の夏、キジー島観光のため、最寄の街、ペテロザボーツクまで長距離列車を利用した。


帰ってすぐのロシア語家庭教師との会話に、私の感想が集約されているので思い出しつつ引用。


教師「で、列車の旅はどうだったの?」

きてぃ「思ったより清潔で快適だった」

教師「汽車からの眺めは?」

きてぃ「夏だから日は長かったんだけど、ずーーっと森ばっかりでちっとも面白くなかった」

教師「そりゃそうだわよ。長距離列車の線路の左右には、防風と防雪目的で植林されているんだもの」

きてぃ「それから、駅ごとに物売りが立っていて、干物の魚やベリー類を売っていたのが珍しかった」

教師「買ったの?」

きてぃ「いや、買うようなもんは売ってなかった。あ、キオスクでアイスクリームソフトクリーム、買いました。ネスレのやつ」

教師「食事ナイフとフォークはどうだったの?」

きてぃ「飲み物やメインディッシュの希望を聞いてくれて、思ったより充実してました」

教師「おいしかったの?」

きてぃ「おいしいっていうよりは、まあ、食べられるって感じね」

教師「もう一度、乗ってみたい?」

きてぃ「・・・一度でいいかな?(^▽^;)」

教師「ハンッ。外国人っていうのはね、やたらロシアに『何かエキゾチックなもの』を求めるもんだけどね、所詮、モスクワかペテルブルグでしか生活できないもんよ」


・・・というわけで、自分の目的地に行くための選択肢として、長距離列車以外に交通手段がない場合は仕方ないとしても、飛行機等の代替交通機関がある場合は、そちらをお勧めする。



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各コンパートメントには予め、広報誌5誌と翌朝の朝食パックがセットされていた。


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こちらは乗車後、メインディッシュの希望を確認した上で配られる夕食。飲み物は1本または1杯だけ込み。別途お水も1杯あり。後は駅のキオスクで各自買う。熱湯は自由に使えるので、ティーバッグなど持っていると便利かも。



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一応、トラベルセット付き。



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朝食。パンはパサパサでこの世のものとも思えぬ味だった。ガーン


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帰りは、カレリア号という観光列車を利用。行きよりやや割高だったが、夜7時に出発し、翌朝7時に到着するというちょうどよい時刻に運行しているほか、車掌さんのサービスと笑顔が行きに比べダンゼンよかった。





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