無料電話案内サービス | ムル☆まり同盟

無料電話案内サービス

ロシア語のグループレッスンで、無料電話案内サービスの利用を練習したことがある。


ロシアには、時報、電話番号の無料案内サービスがある他、有料/無料でもっと便利なサービスがある。自分の要望を伝え、それに合った施設とその電話番号を紹介してもらう、というものだ。たとえば、地下鉄○○駅付近の中華料理店を何軒か紹介して欲しい、自宅から歩いていける病院を紹介して欲しい、などの要望を伝えると、オペレータが検索して教えてくれる。ロシアでは、一般家庭へのパソコンやインターネットの普及率が低いので、このようなサービスも必要とされているのだろう。


このレッスンは、これらのサービスはほとんど無料だし、有料な場合でも微々たる金額なので、ロシア語のいい練習になる、と、思いついた先生が企画してくださったものだ。レッスンで案内サービスの種類と電話番号、必要な言い回しを教えていただき、みんなで練習した後、ひとりが代表して、その場で電話してみた。私たちはまわりでドキドキしながら聞いていたのだが、クラスメートのロシア語で、必要な情報が「電話で」引き出せた、ということで、みんなちょっとした興奮状態だった。


宿題として、各自、自分で状況設定をし、オペレータ相手にロールプレイングをすることになる。


私は、ムルカが体調を崩したことにして、近所の獣医を探してもらうことにしてみた。ロシア語で電話、というだけで緊張することなのに、おまけに自分のでっちあげたつくり話を元にオペレータと話をしなくてはならない、ということで、ダイヤルする前は必要以上に緊張していたように思う。


ところがいざダイヤルしてみると、オペレータは、とてもいい人だった。あ、いえ、「ものすごく」いい人だった。話し始めてすぐに私が外国人だと気づいた彼女は、わかりやすいようにゆっくりと丁寧に話してくれた。それから、異国で大切なペットが病気になってさぞ困っているだろうと心から同情してくれ、親身になって歩いていける距離にある獣医を2軒紹介してくれた。獣医さんのお名前は、わざわざスペルアウトして教えてくれさえした。


次のレッスンで、各自が宿題を発表したとき、先生を含めクラスメートたちは、その丁寧な応対に驚いた。他の人たちは、レストランや店の照会、といった無難なロールプレイをしたので、あまり会話らしい会話には至らなかったということで、誉めてもらったりもした。


けれども・・・。


たとえ猫のこととは言え、仮病を使って相手の同情を予想以上に掻きたてて会話が弾んだことには、なぁんとなく良心が咎めた。日本の機械的マニュアル応対に慣れている私としては、そういう人間的な対応をしてもらえるとは予想もしていなかったから思いついた設定だ。あんなに親身になってもらったのに、ムルカは横でピンピンしているし、かかりつけの獣医さんもいた。


ということで、その後、このサービスを使うことはなかった。本当に知りたい情報は、たいてい、「ネットワーク」から入ってきたし、またつくり話をして相手が真剣に応対してくれてはすまない気がしたからだ。




チューリップ黄ムルカのためにぽちっとにゃっ↓チューリップ黄

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