日本では高嶺の花のロシア料理  | ムル☆まり同盟

日本では高嶺の花のロシア料理 

salmons

サーモンのピロシキとスープ


日本に本帰国したとき、ロシア料理(ユーラシア諸国のお料理)のスパイスやインスタント食品などを一通り持って帰ってきた。住んでいる時は、それらなしの食生活は考えられないくらい、ロシア料理が日常に溶け込んでいたからだ。けれども、日本に帰って以来、それらを使用したのはほんの数回にすぎず、ほとんどがお客様をお迎えしたときだった。


日本にはもっとおいしいものがあるから?


それだけではない。


ロシアに行く前も、在住中も、夕食のメニューは、洋食(またはエスニック)、和食、中華のローテーションで作ってきたので、帰国したからといって、急に純和食党になったわけではない。


・・・食材が高すぎるのだ。


たとえば、ロシア料理の基本、スープ。


牛肉のブロック肉1キロくらいで時間をかけてスープをとり、それに塩やローリエでシンプルな味付けをする。その後、入れる野菜でボルシチになったり、シー(キャベツのスープ)になったり、サリャンカ(トマト味ベースの野菜スープ)になったりする。


牛肉のブロック肉は、日本で買うと、モスクワの5倍から10倍もする。ぜいたく品だ。


しかも。


牛肉だけなら奮発しちゃおうかなっとも思えるけど。


あちらでは二束三文だった各種ハーブも、お値段は10倍以上。パプリカ・・・。え、1298円?モスクワの市場では、1キロ50ルーブル(200)くらいだったのに・・・。ロシア料理のスープでは、たいてい2,3種類のハーブとたくさんの種類の野菜を使うので、材料費はお野菜とハーブだけでも数千円になってしまう。


また、お料理の大切なアクセントとなるチョリソーやピクルス類も日本では充実していない。種類が少ないだけではなく、日本で販売されているものの多くはマイルドで減塩タイプなので、微妙なニュアンスを加えるのには少々役不足だったりもする。


しごく当然のことだが、ロシア料理は、やはりよい食材が安価で入手できるロシアで食べるものだなぁっと実感。日本に帰国しても気軽に作れるようにと、ロシア人の先生はできるだけ日本で入手可能な食材を考慮しながら教えてくださった。しかし今ではすっかり、「おもてなし料理」の定番になってしまった。



doranikisaryanka

サリャンカ(トマトベースのスープ)/

ドラニキ(じゃがいものクレープ風スナック)


saladbeets

ビーツのサラダ


eggplants

バカラジャンナヤ・イクラ(なすのトマトソース煮)/

ハルチョー(スパイシーなグルジアのスープ)


shaberisoup

シャベリのスープ(シャベリは酸味のきいたほうれん草)/

ビーツのサラダ