ロシア正教の讃美歌 & 日本の正教会 | ムル☆まり同盟

ロシア正教の讃美歌 & 日本の正教会

easter


今月はパスハのお祭りがあるので、久しぶりにロシア正教の讃美歌を聴いてみた。パスハのお祭りはロシア正教のイースター祭だ。写真のCDは、このパスハで歌われる讃美歌ばかりを収録したもので、どれも歓喜に満ちていて、聴いていても気分が晴れやかになるものばかりだ。



実は少し前に、日本の正教会の礼拝を覗きに行ったことがある。たまたま、関西を中心にたくさんの正教会の人たちが集まり、礼拝のあり方を研究する会があったため、その翌日の、研究成果に沿った実験的礼拝というのに、ある教会員の方が招いてくださったのだ。



礼拝は前日の話し合いで完成したと思われるレジュメに沿って行われ、すべての(セリフ)とその口語訳(しかも訳注付き)を見ながらの参加だったので、部外者にもとてもわかりやすい形になっていた。



何といっても興味深かったのは、讃美歌でも司祭のお話でもない、いわゆる礼拝の「地の部分」だ。ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、ロシア正教会の礼拝は、司祭のお話(いわゆる説教)以外、すべてメロディがついていて、司祭と信者たちとの掛け合いになっている。したがって、いわゆる「讃美歌」として楽曲になっていない部分は、私にとってはCDによりロシア語で聴き慣れたメロディだったのだが、すでに伝来から1世紀半以上の歴史を経て、日本語でもしっくりとこなれた感じだった。聴き慣れたメロディと古めかしい日本語というコンビネーションが、ロシアのとはまた別の、不思議な異国情緒を醸し出していた。



また、日本語の古語などわかるはずもないロシア人の友だちが、十字を切るところでは十字を切り、頭を下げるところではちゃんと頭を下げていたのも興味深かった。言葉はまったくわからないが、メロディだけ聴けば、今、礼拝のどの部分なのかがわかるということだった。



日本の正教会は、ひっそりと活動しているようだ。聴いたところによると、特に大きな布教活動はしておらず、世襲や自然に集まってくる信者さんだけで成り立っているとのこと。特に勧誘などもなかった。また、ロシア正教の讃美歌に魅せられて、ノンクリスチャンのまま長く聖歌隊を続けている人もいるらしい。


聖歌隊には大いに興味があったが、気軽に定期的に通える距離ではなかったので、とりあえず練習と礼拝の見学だけさせていただき、当分は時間ができたときに伺って、一般の方と一緒に歌わせていただくということにさせていただいた。


実は私、今回、教会員の方をご紹介いただくまで、日本の正教会は北海道にしかないと思い込んでいたのだが、全国各地に教会があり、活動されているということがわかった。讃美歌に興味のある方は、正教会自体に興味がなくても、お近くの教会を覗いてみるのもよいかもしれない。


正教会リンク集→http://www.sutv.zaq.ne.jp/osaka-orthodox/link.htm