「悪魔物語・運命の卵」 | ムル☆まり同盟

「悪魔物語・運命の卵」

ブルガーコフ, 水野 忠夫
悪魔物語・運命の卵

「巨匠とマルガリータ」で有名なブルガーコフ唯一の作品集「悪魔物語」に収録された中篇小説2編。2編とも、社会風刺をふんだんに盛り込んだテンポのよいSF小説だ。


「悪魔物語」は、より社会風刺色が濃く、解説を参照して、やっとおかしさがわかるという感じだった。私としてはイマイチだったが、ロシア通の人ならもっと楽しめるかもしれない。


「運命の卵」は、社会情勢をまったく知らなくても、SFのみとして十分に楽しめる。


彼は元々医者だ。父親は大学教授だったそうだ。彼の作品は、この2編のほかに「巨匠とマルガリータ」を読んだだけだが、さぞかし頭の切れる変人だったんだろうなぁっと思う。