モイセイエフ民族舞踊団~カリスマ指導者、100歳のお誕生日! | ムル☆まり同盟

モイセイエフ民族舞踊団~カリスマ指導者、100歳のお誕生日!

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 「きてぃさんって、コサックダンスとか、興味ある?」


 モスクワ生活1年目の秋、劇場関係にくわしい方が誘ってくださった。当時の私は、まだ「劇場」というところに足を運んだ経験もほとんどなかったが、いきなり「コサックダンス」と言われて、正直「えっ???」という感じで躊躇した。それでも、まだ、言語能力、生活能力ともに、自力で劇場に行けるようなレベルではない頃だったので、連れて行っていただけるものなら、何でも・・・という感じでご一緒した。それが、この舞踊団の公演を初めて観たいきさつだった。

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 「きっときてぃさんが想像しているようなものじゃないのよっ躍動感あふれる、楽しいダンスよっ」といくら言われても、何だかコサックダンス⇒昔うちにあったコサックの子守唄のレコード⇒物悲しいロシア民謡という連想が膨らんで、その方が楽しそうに話される「躍動感あふれる楽しいダンス」はどうしても想像できなかった。


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モイセイエフ民族舞踊団は、イーゴリ・モイセイエフ氏率いる舞踊団で、ロシアだけではなく、ウクライナやベラルーシ、韓国にギリシア、とありとあらゆる国の民族舞踊に取り組む団体だ。付属の舞踊学校があり、出演者は主にティーンエイジャー、とてもかわいらしく、また、いきいきとした表情も魅力的だ。


マンション内にあったプレイガイドの女性(推定60歳前後)によれば、「これは、私たちがロシアでもっとも誇りに思うものの1つ。私が子どもの頃、あまり楽しみのない時代に、この舞踊団の公演をテレビで観るのがとっても楽しみだったわ♪」ということだ。

最初はしり込みしていた私も、一度観るとたちまちとりこになり、結局、3年間の滞在中に5回も足を運んでしまった。

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 唐突にこんな記事を書いたのも、今朝のモスクワ・タイムズで、この舞踊団を率いるイーゴリ・モイセイエフ氏が、土曜日に100歳の誕生日を迎えることを知ったからだ。実は、97歳と98歳のお誕生日公演も観にいった(使用写真はすべて98歳公演のもの)。そのとき、挨拶こそ代読であったものの、背筋をスラっと伸ばし、赤いお洋服に身を包んだモイセイエフ氏がさっそうと舞台ソデに姿を現したのを今も鮮明に覚えている。

 記事によれば、さすがに定期的にリハーサルに顔を出すことはせず、同じく元バレリーナの奥さんが取り仕切っているが、様々な舞台の構成に関する最終決定権は彼が握っているとのこと。


 100歳現役、ステキですよねぇ~


 この舞踊団の公演は大人気で、毎月、チャイコフスキー記念ホールで、2,3日の公演をしているが、いつも満席だ。お値段も一番よい席で、2000円以下でしたよ。もし、モスクワ旅行をする方がいらっしゃれば、イチオシの楽しい公演だ。


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明日100歳を迎えるモイセイエフ氏


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98歳のお誕生日公演プログラム