お気に入りの音楽~ヴァラアム島の聖歌隊が歌う讃美歌 | ムル☆まり同盟

お気に入りの音楽~ヴァラアム島の聖歌隊が歌う讃美歌

valaam1


 この数ヶ月、毎日のように聴いているロシア正教の讃美歌のCDが2枚ある。この2枚、どちらも友人からのプレゼントではあるが、2人とも出身地も異なれば職業などのバックグラウンドもまるきり異なる。共通点は、ロシア正教のクリスチャンである、ということくらいだ。


 それでも2人ともが、同じカレリア地方のヴァラアム島というところにある修道院関連団体が歌っているCDを選んでくれたのだから、ここの聖歌隊の讃美歌はロシア人から見て素晴らしいのかもしれない。ヴァラアム島は、2002年7月に訪れたことがあるが、湖にひっそりと浮かぶ美しくておごそかな島だった。


 実はこの2人、性格も正反対で、選んでくれたCDの性質も大きく異なる。ひとりが選んでくれたのは、ヴァラアム聖歌隊学校男性合唱団によるイースター音楽特集。イースターというのは、一度、十字架に架けられたイエス・キリストが復活したお祝いで、神がすべての邪悪なものに打ち勝ったという意味で、キリスト教徒にとって、一番おめでたい大きなお祭りなのだそうだ。収録されている音楽も、華やかで歓喜と喜びに満ちた、それでいて柔らかくて、何だか包みこんでくれるような温かさを持っているものばかりだ。


 もう1枚は、ヴァラアム男性修道院聖歌隊の演奏で、日々の信仰生活で歌う讃美歌を集めたものだ。教会の鐘の音で始まり、教会の鐘の音で終わる。地味で聴き方によってはお経のようにも聞こえる音楽なのだが、ヴァラアム島を訪れたことのある私としては、島の静けさや厳かさ、教会の雰囲気などが思い出され、そこで淡々と信仰生活を送る人々の姿を思い出すと、これはこれで、とっても心に語りかけてくるものがあり、気に入っている。


 ちなみに、作曲家チャイコフスキーも、スランプに陥った時期に、友人プーシキンに誘われ、彼とともに1週間この島に滞在している。滞在中に、島の自然のすばらしさや穏やかさに癒され、やる気を取り戻して帰っていったというエピソードがある。もし、何もかも嫌になったとしたら、確かにあそこに1週間も滞在すれば、生きる力がむくむく湧いてくれだろうなぁっと私も思う。


 オフィシャル・サイトの写真ページで、その風景の美しさとおごそかな雰囲気を実感してみてください♪→

 で。このサイトで、讃美歌を無料視聴できるページを見つけてしまいました。もし、ご興味があれば視聴してください。きてぃさんって暗い音楽が好きなのね~っなんて言わないように・・・。→



valaam2

観光馬車。座っているのは私、立っているのは現地ガイド、オジサンは御者の後ろです。100ルーブル(約400円)で、平地をまわってくれました。