日本の串焼き・ロシアの串焼き(シャシリク)
咲き乱れる彼岸花 in 飛鳥
この連休中、最近ペテルブルグから来日したばかりのロシア人の友人と一緒に秋の飛鳥に出かけた。その帰り道、「ご当地モノ好き」の夫が夕食は「串焼き」にしようと言い出した。普通の日本人が連れて行きそうにない場所に連れて行きたかったらしい。
他の地方にあるのかどうか知らないが、大阪の一部高架下では、いわゆる「ホルモン焼き」を串焼きにして出す屋台がたくさん並んでいる。私も若い頃行ったことがあるが、確かにタレはちゃんとした焼肉レストランと互角に争える味だった、いや、好みによってはそれ以上かも。でも、「高架下の屋台」って来日後2週間程度の外国人女性にウケるかなぁ・・・。
夫は得意になって続ける。「ま、普通の日本人女性もあまり行かないところだけど、観光だと思って一回行ってみるのもいいよ。モスクワのシャシリクみたいなもんだから。」そこで私がシャシリクに関するエピソードを話した。「住んでるっていっても日本人は旅行者みたいなものだから、結構、みんなキオスクのシャシリクを平気で食べるのよ。でも、ロシア人の男の子と3人で出かけたとき食べようとしたら、『そんなものを食べると身体によくないとお父さんがいつも話しています。』って言われちゃったの。」彼女は間髪入れずにこういった。「その子、正しいわ。キオスクで売ってるのはね、たいてい野良犬か野良猫の肉だって言うわよ、ロシア人は絶対に食べないわよ。」
シャシリクは日本の焼き鳥のようなものだ。元々はラムを使うものらしいが、たいていの店ではポークやビーフも置いているので、日本人の間では圧倒的にクセのないポークやビーフが人気だ。観光地や大きな公園に行くと、並んでいる屋台の中にたいてい1台か2台のシャシリク屋を見つけることができる。「夏はシャシリクとビール」などと勝手にキャッチフレーズを作って、私たち夫婦もよく食べた。それって、そんなに危ない肉だったのぉ????
女性陣の示す難色を見て取ってか、夫が「お好み焼きって言う手もあるよ~」と持ち出し、夕食は即時、お好み焼きに決定した。これはまずまず気に入ってもらえたようだ。
旅行に行くと、物珍しさから人は自分の国で決してしないようなことを平気でする。長期間住んでいても、物珍しい間はやはり、自分の国では滅多にしないようなことを平気でする。今考えてみると、日本じゃ絶対にしないようなことを色々したように思う。たとえば市場で服を買ったり。たとえば屋台で立ち食いをしたり。たとえばアイスホッケー観戦したり(←ロシアのアイスホッケーの客の中には、不良未成年withアルコール飲料などもかなり含まれているので、一般的ロシア人は観戦を敬遠している)。
でも。それって、ロシア人から見るとどうだったんだろう。ちょっぴり恥ずかしくなったりもした。
