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ステーキハウスVolksでウェイターを約5年やってました

 

先日のブログで

5年制の高専を3年で辞めて

1年間複数のアルバイトを掛け持ちして学費を貯めて

コンピュータの専門学校に行ったことを「学生時代の一番の思い出」と書きましたが

高専の1年の終わりから専門学校2年の終わりまで

約5年間お世話になったVolksも「学生時代の一番の思い出」かも知れません

 

まず高専3年のとき一つ年上の短大の女性を激戦の末「彼女」にしました

 

ちなみに現在の嫁さんです(35年の付き合いになります)

 

それはともかくとして・・・

 

私の仕事のスキルは

コンピュータ制御技術に加えて

このとき学んだ「接客業」に支えられているといっても過言ではありません

 

私のVolks内における職歴の変遷を下記に示します

 

1.洗い場

2.バスボーイ(食べ終わった食器を片づける専門の係)

3.ウェイター

4.ブロック長(フロアを4等分したその一つの責任者)

5.喫茶係(食べ終わる時間を逆算して喫茶を作る係)

6.フロア長(全フロアの責任者)

 

私がバイトしていたのが1982年(16歳)~1987年(21歳)までの5年間でしたが

当時は日本が最も右肩上がりに経済成長したいわゆるバブル期の前段階で

「外食ブーム」真っ只中の時期でした

 

1店舗当たり約100人の座席が配置されていましたが

土日には売上100万円は当たり前

200万円を超えることも珍しくないそんな時代でした

 

当時の社員たちは

ほとんどの方たちが一流ホテルで働いた経験を持つコックとウェイターで

ファミリーレストラン向けにランクを落とした接客ではなく

一流ホテルと何ら変わらない教育が施されていました

 

正直

洗い場からバスボーイに昇格したときは

自分がフロア内をウロウロしているだけで・・・

 

誰が来たばかりのお客様なのか?

誰が注文するものが決まってウェイター(もしくはウェイトレス)を待っているのか?

誰が喉が渇いて水を飲み干し御替わりを求めているのか?

誰が食事が終わって次の喫茶を待っているのか?

誰が食事や喫茶が終わってもうすぐ帰ろうとしているのか?

 

そういったお客様の状況が全くと言ってよいほど把握できませんでした

 

ちなみに上記のお客様の状況を一つずつ把握できるようになって

安定した接客サービスができるようになると次のステップに昇格するわけですが

不思議なことに毎日繰り返し仕事を行っていると

段々とお客様の動きや表情が読み取れるようになり

更には作業を行う優先順位(プライオリティ)も自分の頭の中で組み立てられるようになります

 

この5年間の経験は

私のこれまでの社会人生活において大きな武器となっていることは間違いなく

複数の案件が同時に発注されたり

順調に作業が進んでいる最中に急にクレームが入ったりしても

どれから片づければよいか?

それぞれをどれくらいの力配分で対応すればよいか?等など

瞬時に判断をつける習慣が身に着いたのも

コンピュータ制御技術者としての知識が裏付けにあることは間違いありませんが

直ちに行動に移行できるのは5年間ウェイターを経験したおかげだと思っています

 

最後にバイトで得た三つの教訓をご紹介したいと思います

 

一つ目は既に書きましたが

複数の仕事が同時に発生した場合

優先順位(プライオリティ)を上手につけて順番に処理していくということです

 

二つ目は仕事には規則的なモノと不規則なモノがあり

できるだけ規則的な仕事(ルーティンワーク)に変えることができれば

残りの不規則なモノが減り

その分時間を割くことができる(丁寧な対応ができる)ということです

 

三つ目は「ワン・ウェイ・トゥー・ジョブ」

例えば行きの行程でお客様から注文を取ったら

帰りの行程で他のお客様が食べ終わった皿を片づけるなど

1回の行程で2つの仕事をしろ!というものです

 

勿論

1つの仕事を完璧にできない段階では導入できませんが

1つの仕事を完璧にできるようになったら復路にも別の仕事をする

それができる人数が多くなればなるほど

いくらお客様の数が増えても気持ちに余裕が生まれるので

焦ることが非常に少なくなります

 

どうでしょうか?

 

大変な仕事と感じる人も多いでしょうが

社会に出てすごく役に立つことが多いので

私は学生たちに勉強も大切だけど接客業のバイトをお勧めしたいですね!

 

多少厳しい環境にあってこそ真の友情も生まれますし・・・(今の時代、少し難しいかな?)

 

私は30年以上経った現在でも当時のバイト仲間と連絡を取り年2回飲みに行ってますから・・・(笑)