今日はイタリア映画、「道(1954)」で滑ったスケーターたちの演技の感想を書こうと思う。

■映画「道」との出会い

実は私、この映画を中1くらいの時に途中から見て(昼寝起きの状態で頭が半分ボーっとしなながら)、映画音楽が頭から離れなくなったことがある。そして、“かわいそうな哀しい映画”だと思った。当時の日曜の午後は、かなり時間を遡ったモノクロ映画などが放送されていた。「ひまわり(1970)」などもこの時間帯に見たことがある。「ひまわり」はモノクロだったかカラーだか忘れた。もちろん、モノクロでない映画の時もあったような気がするが、とにかく古いマイナーな映画や古い名作を放送していた。あれは何という名称の番組枠だったのかなあ…。

■幻の映画音楽にたどりつくまで

とにかく、何がいいたいかというと、「道」で聴いたあのメロディーの曲名が知りたくても、何も調べるものがなかった。もちろんインターネット環境なんてない。姉に「この曲知ってる?」といいながら、耳コピしたメロディーをピアノで弾いて聞かせても「それ、ニューシネマパラダイスだと思うけど…」という言葉しか返ってこず…。「モノクロの映画なの!「道」っていう名前だったの!!女の子が捨てられたり、トランペットで流れる曲なの」といくらいっても「そんな映画知らないよ。ホントにみたの?」と言われる始末・・・。

たしかに、「ニューシネマパラダイス」のサントラって、一部似たような旋律あるんですけどね、私には絶対「ニューシネマパラダイス」ではない!という確信しかなかった。「ニューシネマパラダイス」はカラーだったけど、「道」は確かにモノクロだったから。幻の映画になっていた「道」がよみがえったのは、フィギュアスケートで使われているのを知ってからだと思う。「道」は、幻の映画ではなかった!けれども、たどり着くにはけっこう長い年月を要した。
★★★★





カートのプログラムは、プログラム名は「カサブランカ」だが、一部に「道」の映画音楽も使われてる。かの有名な「As Time Goes By」のメロディにのってショーのような振付で踊る箇所が最も特徴的だ。しかし、こうした事実がまた、私が「道」の音楽にたどり着くのを遅らせた原因でもある。「あれ?『カサブランカ』っていう映画の曲だったのかな?「道」っていうのはやっぱり私の勘違い?」と思ってしまったので。カートは(振付師のベジックは)、お客さんを引き付けるための雰囲気づくりとして「道」の一部を入れているように見える。どちらにしろ、このプログラムは傑作だと個人的に思う。

★★★★




最初に言ってしまうと、高橋君のプログラムよりも、バトルの演技の方が好みだ(爆)。しかし、映画の内容に沿うように振りつけられているのは、高橋君のプログラムかも。バトルの「道」(※1)は、音楽そのものの雰囲気を演じていると思った方が、腑に落ちる(あくまでも個人的妄想です。彼も「道」を演じていたとは思うし)。同じシーズンのSP「ラストエンペラー」も、重く濃い内容の映画のストーリーの沿ってではなく、壮大な音楽を演じていた(※2)。バトルはストーリーものではない曲を上手に見せることのできる、且つストーリー性のある曲でも自分の世界観で演じられるスケーターだ。ちなみにこのタイミングで、「道」という映画の曲が幻ではなく、実際に存在したということが私の中で確信に変わる。

★★★★




まずは、高橋君、復帰後初戦優勝おめでとうございます、と言うべきかな。所々にミスはあったけれども、プログラム全体がよかった!モロゾフの振付けよりも合っているような気がした。芸人をあらわしているであろうコミカルな演技も挿入しつつ、随所随所でたたみ掛けてくるようなトランペットのあの有名な?メロディー。どこかに切なさも漂うような、全体の雰囲気。道化は人を楽しませてなんぼ。自分がつらかったりかなしかったりする時でも、人々を楽しませるためにおどけて演じなければならない。そんなせつなさ。オーラソーマカラーセラピーで私がしばしば選ぶ、B72の雰囲気さえ感じるプログラム(※3)。一発目の4回転こそ今回3回転にしてきたが、曲の盛り上がりとともに、あそこで4回転が決まれば、どんどん載っていけそうなプログラムだ。


■まとめると…


というわけで、なんだかチグハグな記事になってしまった。言いたいことをまとめると、私の中で幻のメロディーとなっていた「道」のテーマを蘇らせてくれたのは、バトルのプログラム。そして今回、「道」のストーリーを知った上で(※4)、見た演技は、日本男子のエース、高橋君の「道」。そのプログラムもすばらしかったということです。うむ~、バンクーバー五輪ではメダル狙ってがんばってほしいです。


(※1)使用曲は「ジェルソミーナ」と発表されていた。映画のヒロインの名前である。
(※2)「ラストエンペラー」で滑ったスケーターたち 参照

(※3)オーラソーマイクイリブリアム 72番 25ml クラウン(ピエロ) aurasoma



オーラソーマカラーセラピーというセラピーで使う2層に分かれたカラーのボトルの72番目に、クラウン(ピエロ)というボトルがある。テーマは「悲しみのピエロを自由にする」。青とオレンジで構成されたボトル。下層のオレンジは心の底から楽しむ様子、あるいは心の底に抱えたショックや痛みを表す。心の平安などを意味する青で、下層のオレンジの感情を意識的にみて、ピエロの感情のギャップをうめていく(統合して一つにしていく)…そんな意味がある。


(※4)バトルの演技を見た年か、その次の年の新春に、NHKBSだったかか、NHK教育テレビかで映画全編を見た。たしかにラストはせつなすぎる。「あのトランペットの音色は?」と聞くザンパノ。そしてジェルソミーナは…(T_T)…。

【参考】

道-La Strada-←とても見やすくまとめてあります。
昨日のジャパン・オープンは、中野さんの「火の鳥」の初披露でしたね。どんなものになるやらといろいろと妄想にふけっておりましたが、おおよそ、予想(妄想)の通りになって嬉しかったです。いや、嬉しいのは吹き飛んでしまい、転倒で痛めた肩の具合はどうなのか、心配な気持ちでいっぱいになりました。競技会後のショーには出ていたというので、大事に至っていないと願います。

さてさて今回、最初に驚いたことといえば、衣装です!(一応、リンクを貼っておきます。そのうちリンク切れるかもしれませんがあしからず)→ニュースサイトより、写真。私は某掲示板を徘徊していたため、テレビよりもちょっと早めに衣装だけ確認しました!正直、「ギョ!!何これ?!」と思いました…。派手っていうか、悪趣味一歩手前?っ感じといいましょうか。

しかしながら、演技して動いている姿を見るのと、写真という静止画を見るのとではやはり印象がグっと変わってきます。衣装が主役ではなく、あくまでも演技の雰囲気を助けるための衣装ですからね。実際、動いている演技を見ていると、そんなにケバケバした印象を抱くことはありませんでした(SINSEIさんがおっしゃるように、少しスカートっぽいのをつけるというのにも半分賛成です…)。

そして、先日のプログラムの予想(妄想)についての結果と考察。ぬんと!演技前日というか・・当日早朝(朝5時)にアップした、トリプルアクセルの着氷タイミング、「ぬお~~!当たったーーー!!!」と嬉しかったです。だから何なんだよと思われても仕方ないけど。

さらに!!、コケたうえに怪我?! しかも、今にもうずくまりそうな体勢で押さえている…と思ったので、妄想ドンピシャの感動はどこへやら、以後の演技、漫然と見てしまいました。某掲示板の実況中継で、転んだということも、かなり痛そうだったということも、さらに、ちゃんと滑りきったというのも知ってたにもかかわらず、やはり、見るのと聞くのとでは違います。あの様に抑えたまま辞めちゃうんじゃないかと思うから、不思議ですね。

また話が横道にそれましたが、妄想の結果と考察の話をしているところでしたね。以下、妄想していた3点についてです。


【その1】 トリプルアクセルの着氷タイミング

♪B~C~A~  B~CA  / B~C~A~ C~ED♯  / Aザンッ(←ここでゆかりん拳法)
(シードーラ シードラ  シードーラ ドーミレ♯   / ラっ   ←ここでゆかりん拳法)

♪B~C~A~  C~ED♯  / ジャカジャカ/ジャカジャカ/ジャカジャ♪
(シードーラ ドーミレ♯ )

「A音(ラ)でザンッ」←ココでアクセル着地??←と思ってたけど、ココではなく…。

♪D♯~E~C~  /E~AG♯~~ /Aザンッ←ココか?
(レ♯ーミード ミーラソ♯  /ラっ)


上記部分が的中しました~!上のメロディーの予想で、着氷は22秒前後。また、私が図書館で借りてきた音源(アンセルメ指揮)と、中野さんの使用した音源が別のものであったため、私のもっていたCDでは25秒くらいと予想していましたが(アンセルメの方が若干テンポゆっくりなのかな?)、ほぼ予想どおりで、自己満足を勝手にしています。


ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》(オリジナル版)
演奏:コリン・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
↑中野さんの音源はコチラ





【その2】最後のスピン
ステップは終曲の高らかなメロディーに合わせてステップを踏んでいるので、
ラストの

 ♪ちゃ~~ら~~~ら~~・・・ ら~~ら~~ら~~~~~~

♪ら~~~~~<<<<<<<<<<<<<<<<ザンっ(おしまい)

 の辺りを使って、スピンで終わりかな。この箇所は、どっちかというとアップライトで加速する村主さんみたいな高速バックスクラッチで終わるようなイメージがありますが(私の勝手な思い込みです)、中野さんはやはりドーナツスピンかな。


個人的には、アップライトの高速スピンでしめてほしいとは思いながらも、中野さんのトレードマークのドーナツになるかもしれないと思っていました。しかし、前日夜のニュース番組で、ドーナツは中盤に持ってきそうなことが判明。ということで、最後は高速のアップライトの変形スピンでした。ウネウネしていて炎のようでした。

予想外だったのは、「子守歌」の部分(魔物たちを火の鳥が眠らせる場面)をスローパートに使ってきたことですかね。ファゴットのソロの音色は少々不気味な雰囲気をかもし出すので、「子守歌」ではなく、「終曲」に入るのかなって勝手に思っていたんです。自分が吹奏楽で演奏した時、「カスチェイたちの凶悪な踊り」の後の「子守歌」は全面カットして「終曲」へつないでいたから、そのせいもあるかな。ちなみに安藤さんはそうしていました。

しかし、今回の中野さんは「子守歌」。踊り狂う悪魔たちが限界に達するところをドーナツスピンでしめ、ビシッっとポーズを決めたあと、スローパートに入っていく場面・・・。立ち止まって踊る箇所の振り付けには、「ホントうまくなったなあ~」と感じさせられました。まさに火の鳥が悪魔を眠らせているようです。立ち止まって踊るのって、けっこう難しいと個人的に思うので…(下手な人がやると、とってつけたようになるというかなんというか)。

というわけで、



【その3】スパイラルはどこへ入る?
03-04-05シーズンの安藤選手のように、終曲をほとんどカットしないで使うとすれば、終曲にゆったりしたところでスパイラルを持ってくるのでしょうか??などと激しく妄想中。皆様はいかがでしょうか??

の部分は、半分ハズレですね。「子守歌」の途中からスパイラルに入り、Y字ポジションで、「終曲」へと移行する。最初のホルンの箇所は削って、ヴァイオリンなどが入ってくるところから使用しています。そして私が一番好きな ♪ED CDC~E~F~(♪ミレ ドレド~ミ~ファ~) ってフルートが高らかに歌い上げるところでイナバウアー。うっとりしてしまいました~。

ステップですが、まだ練習中という感が否めませんが(そりゃ、今の時期、初戦だからそうだわよね)、レベル3を獲得していますね。私は未だにステップの見方がようわからんのですが(最近は、スピンも複雑で分からなくなってきた)、たぶん予定どおり丁寧に踏んでいった結果ととらえていいのかしら?? あとは全体的にもうちょっと、曲や音に合わせられればさらにさらに、見違えるようによくなると思います。

最後に・・、中野さんが演じたい「情熱(的なもの?)」とは何ものだったか?の問いですが、これは今の時点では、まだ出ない結論なのかもしれません。昨日はアクシデントもあったことですし、だんだんそれが見ている人に伝わっていけばいいと思います。それよりも、肩をお大事にしてねってお祈りしています。次のエリック杯では、いい演技期待しています。

あ…それから、髪をまとめるアクセサリーは、赤いものがいいかなあと個人的に思いました。髪留めだけ白くて(シルバー?)、ちょっとアンバランスに思えたのですが、皆様はいかがでしょうか~~?


【トラックバックさせていただいた記事】

 ■ジャパンオープン2009 中野友加里 火の鳥 
noBlog SINSEIの自己中で行こう!
 より

コメントは「楽天ブログのコメント欄」へどうぞ~
(↑リンクでとべるようになってます)

うーん、こんな時間まで起きている私って一体…。

先程まで、楽天ブログのデザインを次からどうするのか、ずっとフォトショップでいじくって画像を加工しながら、ふいに某掲示板をのぞいてみると、またも中野さんがチラっと映っている姿を発見!!あの「腰(お尻)をグイグイさせていく特徴的な振り付け」を正面から見ることができました~~!(某動画サイトで「ネオスポ 浅田真央」で検索してみてください)

ここでひとつ訂正。

先日は、開始20秒前後にトリプルアクセルをいれるのではないか?という仮説(妄想)について取り上げました。しかしあの通りに音楽に合わせるとすると、助走がちょっと短いかなあ~と思いはじめています。中野さんが助走に入ってから何秒後にトリプルアクセルに入るのかというのを、ここ数年のプログラムで見て改めて確認してみたところ、私の予想(妄想)では、ちょっとタイミングが早すぎるかもしれない=助走の時間が充分にとれないかもしれない。)

となると、腰グイグイ(お尻フリフリ)後のメロディー↓、

♪B~C~A~  B~CA  / B~C~A~ C~ED♯  / Aザンッ(←ここでゆかりん拳法)
(シードーラ シードラ シードーラ ドーミレ♯ / ラっ  ←ここでゆかりん拳法)

♪B~C~A~  C~ED♯  / ジャカジャカ/ジャカジャカ/ジャカジャ♪
(シードーラ ドーミレ♯ )

「A音(ラ)でザンッ」←ココでアクセル着地??←と思ってたけど、ココではなく…。

♪D♯~E~C~  /E~AG♯~~ /Aザンッ←ココか?
(レ♯ーミード ミーラソ♯  /ラっ)


と思いはじめました。

上記の第2仮説(赤字の箇所)であるとすると、トリプルアクセルを入れる場所が『スペイン奇想曲』と同じく25秒前後になるのよね。うーん、おそらくですが最初にアクセルを入れるならば、先日の予想よりも、今回の予想の方が確率が高いかなあ。

または、「凶悪な踊り」のセカセカ音楽が一番盛り上がる最後のザンっの音に合わせて入れてくる可能性もあるけど(既にザン=A音にアクセ?汲黷トくると思い込んでいる私^^;)、そうすると、前半にほとんどジャンプが入らなくなってしまうので、それはないよなあ。あるい?ヘ、最初はアクセルではなく、別のジャンプを入れてくるか??以上、アクセルについてでした。

次はドーナツスピン。昨夜の特番からすると、「凶悪な踊り」の最後で、高速ドーナツスピンを入れていました。

ジャンジャカジャカ/ジャンジャカジャカ/ジャンジャカジャカ/ジャンジャカジャカ/ジャーーーン!! ってところ。

※不協和音っぽく聞こえるので、音名でかけなくてすみません。

とっても音楽の雰囲気にマッチしていて、明日のプログラム披露が俄然楽しみになってきました。それから、チラ見程度でしたが、フリップからのコンビネーションも音をちゃんととらえていて、「中野さん、ちゃんと音楽を聞いて滑るくらいの余裕がでてきたかな」と。回転不足がという指摘もみましたが、う~む~、あれくらいごめんしてくれないかしら・・。

とにかく、体の方はキレキレに見えました。

そして、最後に中野さんは何を表現しようとしているのか?!「情熱」とはどんな情熱か。私は、SINSEIさんが先日のコメントに書いて下さったような、火の鳥は実は王子に恋をしてしまい…っていう妄想に1票な感じです~。そうでもしないと、火の鳥の存在意味が本当に分からなくて~。

本来であれば、自分(火の鳥)をつかまえた男から逃がしてもらうために羽をあげたとしても、それは「逃がしてくれてありがとう」くらいの気持ちであって、そのご恩だけで、あそこまで活躍するのかなーって、な~んか、ストーリー的に納得いかないんですよねえ~。

それとも、実は火の鳥も魔王を倒す機会を伺っていて、しかし自分では卵を割ることができないので、王子を使って魔王を消滅させた? いやしかし、この予想でも、なんで火の鳥は魔王を倒そうとしたのか分からないので、これも違いそう。火の鳥と王子が恋に落ちてたら、納得いくのになあ~。

まずは、今日の午後のジャパンオープンで全てが分かります。楽しみです。