1789 東京公演 感想(主にありきわみ) | La ruelle Mauve ~ 紫色の路地 ~

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大したことは書けませんが・・・日々の雑感をつづっております。劇場通いを愛するfemme、宝塚歌劇多め(東京宝塚劇場、2階B席付近に生息)です。
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8/27(日)まで東京宝塚劇場にて絶賛公演中フランス

「1789」の観劇を終えたところのミュリエルでございます。

 

それにしても、今回は本当によく外れました...

出来うる限りの抽選に挑むも、7月中は1回も取れずじまい笑い泣き

 

何とか2回確保して、8/12(土)15時30分と8/23(水)18時の回を拝見。。。

(ご存じの通り、8/23夜=8/19からの代演ラストDAYとなりました)

 

8/12(土)MY初日の私は、待ち望んだ「1789」との再会がただうれしくて...

X(元Twitter)の書き込みも浮かれているのがよくわかりますアセアセ

 

https://twitter.com/murie_ymf56/status/1690329316176048128?t=0HpkFTX05xZYgUlptXm31A&s=19 

 

ありきわみ、よすぎキラキラキラキラキラキラ

特にきわみちゃん(極美慎さん)の本格覚醒を見た強烈なうれしさったら...

(興奮のあまり、みに「゛」が付いてしまっている爆  笑

 

彼女の決死の覚悟、本気は1年前のめぐり会い&GC!で既にくっきりと見えていたのです。

(当時の感想にそう書いていますね、私鉛筆

ですが、今作で誰が観ても明らかな覚醒の瞬間」がついに訪れたえーん

 

例えるなら...

そう、初演スカピンのショーヴランを演じた時のちえちゃん(柚希礼音さん)と同レベルの衝撃!!

 

待っていたよ、きわみちゃん!!

貴方のカール@霧深きエルベのほとり新公で心を射抜かれて以来、ず~っと待ってた!!

(こういう瞬間があるから宝塚歌劇はやめられぬ乙女のトキメキ

 

イケコ先生の配役も、抜擢でも番手順でもなく確かな必然性が感じられてよきです。

まこっつぁん(礼真琴さん)、ありちゃん(暁千星さん)と並んで堂々と位負けせず、

ダンス場面で両翼に優れたダンサー達を従え、芯で歌い踊るのもバッチリ決まっています。

(ロベさんの力強い歌声にも泣いたさ笑い泣き

 

信じていたよ、きわみちゃん!!

ロナン・ヴェリタス・オンブル@めぐ会いで、きれーーーーなプリエしてたもの!!

あの美しいプリエが出来るのなら、いまダンサーのイメージはなくとも踊りを与えればまだまだ伸びていくはずグッと確信してました。

私の予感が当たったのがめちゃくちゃうれしいよ泣泣泣

 

お芝居は代役メンバーに入らず、ロベさん役一本で本当に頼もしかったニコニコ

宝塚カフェブレイクのゲストがきわみちゃんでしたが、彼女のお話はいつも興味深くて好きハート

美しいヴィジュアルに注目されがちですが、いやいやかなりの演技派だよ?と思っています。

これからますます星組さんで貴重な人になっていくはずなので楽しみしかない星

 

上矢印のありきわみ連呼のココロをここで説明しますと...

デムーラン&ロベスピエールの強烈なブルジョワ・キラキラおぼっちゃま感キラキラキラキラキラキラ

舞台奥登場の瞬間から私の2F席まで襲ってきたことを5文字に込めています爆  笑

 

ロナンが2人と「革命の兄弟だ拍手」ってどれだけ盛り上がっても、途中で脱落するのがよくわかるんですよね。。。

ありきわみを掛け合わせると危険(もちろんいい意味スター)なのは前作ジャガビーでよくわかっていたつもりだったのですが、まだまだバリエーションがありそうアップアップアップ

 

ありちゃんはデムーラン、ロナンの2役を思いがけず拝見することになりました。

私は過去、トップスターさんが休演された舞台は何度か劇場で観ています。

でも、20年以上前ですしお芝居とショーの2本立てでしたから今回とは違うケース。。。

皆様のレポを読んでは涙し、当日になってもドキドキしていましたアセアセ

 

幕が上がって1789のお話に一気に連れて行ってくれたのはやはりありちゃんです。

彼女のロナンは...

まこっつぁんをなぞったものではなく、月組時代の新人公演に演じたものでもなかった。

 

「このロナンならソレーヌを捨てるのは当然だな」

 

と、ここに1番納得がいったんです。

 

「こら、ロナンムキーお前、なんてやつだムキー」ってならないんですよ。

全く突っ込むすきを与えない説得力がとにかく素晴らしかったキラキラ

あとはもう「ありロナン一代記」の世界にいればよかったって感じですね。

 

お父さんを目の前で無残に殺されたロナンの憎しみの闇はあまりにも深く泣くうさぎ

(暗闇プリンスありちゃんの本領が発揮されていました)

おまゆぽん(輝月ゆうまさん)ペイロールへの【闇パワーの凄まじさ】は怖いくらいでした。

その怖さの上で2人が全く対等なんです。

そこでバチバチやりあって戦ってる感じがしたんですよね~

 

まこっつぁんも陰と言うか鬱屈した暗い表現や造形に優れている方だと思いますが...

もっとだいぶ繊細に寄っている気がします。

 

『お顔かわいい系の男役さん=ありちゃん』

なので、陽の役者だと思っている方がたくさんおられますよね。

私は全く逆の【陰の表現】が最高に魅力的なのにOKと思うのですけど。。。

 

あのロナンの荒み方、何かを思い出すぞと気になってせっせと考えてみたら、

「ブエノスアイレスの風」だ上差しと思い当たりました。

あみちゃん(彩海せらさん)マルセーロをゲリラ仕込みの蹴りでボコボコにしている、

虚無感あふれる狂暴なニコラスをありロナンの中に見たような気がしたんです。

 

ややや、これは面白いなぁとほっこり

代役と知らずに観たらわからないかもしれないくらい、ありちゃんにしか出来ないロナンが舞台上でフランス革命を生きていました。

素晴らしかったと思います。

 

ショー部分も全て代演で大変だっただろうな泣くうさぎ

ヤンさん(安寿ミラさん)の休演時のショーは真矢みきさん(当時)、愛華みれさん、真琴つばささんが分演していましたから、今回はどうするの?と思ったんです。

 

フィナーレの紳士Sの代役の人が大羽根を背負うのは当然なので。。。

ありちゃんとせおちゃん(瀬央ゆりあさん)どっち??とはなりましたよ。

でも、巷の大羽根騒ぎの件は本当に不思議でした。

 

お友達ともずっと話していますが。。。

「宝塚歌劇はオタクのためだけに上演しているわけではない」ですから。

 

ありちゃん、2回公演×4日を務めたことになるんでしょうか?

本当に、本当に、お疲れさまでしたm(__)m

ショー部分のダンスも素敵でひとみちゃん(舞空瞳さん)とも似合っていたので、

博多座のミーマイも期待してよさそうですねラブラブラブラブ

 

これはありきわみのセリフであり、全く彼女達は悪くないんですが...

 

「パンフレット」

→エエエエエエエ、英語圏の話!?

→フランス語で言うか【冊子】じゃダメなの!?

我ながら妙なところに引っかかってしまったことを告白いたしますm(_ _)m

 

● 捲土重来!→アトス@AFO

● 釈迦に説法!→ブイエ将軍@ベルサイユのばら

 

よりはずいぶんマシですけどね爆笑

 

 

今朝、ありちゃんに思いをはせつついただきました。

 

まこっつぁんの今日の復帰レポはもう涙なしでは読めないですねえーん

どうか、無事に(無理することなく)千秋楽を迎えられますようお願いお願いお願い

 

2023年夏、星組さんの1789は心に刻まれる忘れられない舞台となりました。

他の感想等はもう少し別記事に書ければと思います。