続きまして、ジミーくんをめぐる2人の女性、ビリーちゃんとアイリーンちゃん。
それぞれの演者、のぞみちゃん(華優希さん)とひとちゃん(永久輝せあさん)の感想にまいります
タイプの違う美女の競演、とても見どころがありました
やっぱりこうでないとね
(2016年の花組さんミーマイのように、ジャッキーの圧勝だとストーリーそのものが破綻する)
のぞみちゃん演じるビリーちゃんは少年?男の子のようななりをして、お酒密売のお仕事に邁進していますが…
モテモテドラ息子のジミーくんが「おや?」と目を留めて忘れられなくなるような女の子です。
のぞみちゃんが演じるとそこに鬼のような説得力が出るんですよね。
あの「掃き溜めに鶴」感ね
どうしてこんなかわいい子がここにいるの?って、ジミーくんが思って当然な感じがホント絶妙だなと思います
のぞみちゃんの自然かつ素晴らしいお芝居は今回も堪能しました。
しいちゃん(和海しょうさん)がスカステレポートで「(はいからさんが通るの)紅緒さんとはまた違うエネルギーがいるお役」とおっしゃってましたね〜
彼女とお芝居で絡む人たちは、揃ってめちゃくちゃ楽しそう
そしてものすごくやりやすそう
きっとのぞみちゃんの受けが上手いんだろうな〜と感じます。
可愛くて一生懸命なところがビリー役にぴったりね!的な感想を多くお見かけしましたが...
なんか、それだけじゃないというか。。。
うまく言語化出来ないのですけど
世間一般で思われているよりのぞみちゃんはずっとず〜っと凄い娘役さんだと思うんですよ。
れいちゃん(柚香光さん)とのお似合いっぷり、そこから生み出される多彩な多幸感は他に代替えが思い浮かびません。
なので、次作で卒業が決まっているのがもう辛くて惜しくて...
それでもこのナイスワークのビリーちゃんが観られた事には大感謝ですね。
好きな場面はたくさんあるなぁ〜
ジミーくんとの場面以外で挙げるとしたら...
クッキー&デューク&ビリーの密売人トリオの息のあったお芝居、音くり寿ちゃんジェニーとの会話の場面が好きかな
終盤のジミーママとの会話のところもマル
ヒロインが魅力的だとお話そのものを楽しめますよね
ミーマイのジャッキー、雨唄のリナちゃん的役どころ?のアイリーンちゃんを男役さんのひとちゃんが演じています。
まぁ〜この子もめちゃくちゃ可愛くてですね
中の人=ひとちゃんなので当然といえば当然なのですけど...
私が思っていた以上に、彼女が見事なバレリーナ体型である事にびっくりしました
「あんなにお美しいデコルテや腕、背中を隠してしまっている男役と言う職業とは」
と、しばし考え込んでしまったほどです
ヒロインの恋のライバルポジションと言えば、ちょっとイケズだったりする事も多いですが、アイリーンちゃんは不思議ちゃんキャラでも基本は優しい子(^^)
マックスパパが愛情たっぷりに育てたんだね
(人遣いが荒い!ってクッキーに言われますが、単に使用人のいるお家で育った裕福なお嬢様だからですよね)
アイリーンちゃんのママは早くに他界しているようなので...
鞠花ゆめちゃん演じるエストニアおば様がママの替わりに貴族風のレディのたしなみやエチケットを小さい頃から教えたのかな?と
(私にも姪っ子ちゃんがいますが、死ぬほど可愛いので...エストニアおば様の気持ちわかる!)
お育ちのよさから来るかわいらしさが全開になる2幕が特に好きですね〜
パパ、エストニアおば様、ジミーくんの事を気にして心配しているアイリーンちゃんにグッと来ました
(どこぞの砂漠の高飛車スケバン性格悪王女とはわけが違いますのでな)
娘役さんも真っ青になるようなソプラノで歌い上げる各ナンバーも大注目です
ひとちゃんの普段の声がそんなに高いと思っていなかったので、これまたびっくり
(Twitterで見かけたプロの声楽家の方が声のポジションを絶賛しておられた)
こんなに舞台でハジケているひとちゃんを観たのは初めてで...
観るたびに「ひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんひとちゃんんんん~」ってなってましたね(笑)
このアイリーンちゃんは今後の彼女にとって振り返った時に非常に大きなお役になるのではと思います。
東京でも大変な爆誕でしたが、大阪でもっともっと行くんじゃないでしょうか
ナイスワーク=ガーシュウィンの音楽=ス・ワンダフル!→雪組時代のひとちゃんの銀橋ソロ@Dramatic S!
とパッと結びつくわけなんですけれど
ひとちゃんのス・ワンダフルボーイの歌から宝塚にデビューした103期生の皆様達...
きっと今作に出られてうれしいだろうなとそんなことも感じました。
私は2月6日の配信は残念ながら観ることが出来ません
ですので、皆様の感想を拝見するのを楽しみにしております。
あ、もう日付が変わってしまいましたね
ナイスワーク梅芸公演初日、おめでとうございます