「もう見ない」と言いながら、また『フォレスタ』(BS日テレー月曜午後八時より一時間放送)を視聴しました。

 ① 何よりも全員同じユニフォームで歌っていること

 ② マイクを持って歌っていること

 ③ 伴奏が「ピアノ」のみ

 ④ スポンサーが一社のみであること 

 などなど、老妻と夕食後の一時間、本当に楽しみにして来ました。

 

 ただ『荒城の月』の二番「植うる剣に照りそいし」のテロップが「照りそひし」となっていることを、放送局に

何度もクレームを付けたのですが、結局、これまで、訂正されていません。しかし、これは、制作者側の怠慢であり、出演者その他とは関係ありません。

 

 そう思って、今週もまた見たのですが、また出演者と関係なく、面白いことに気がつきました。

 

 スポンサーの「非破壊検査株式会社」の広告画面が、これまで、二つあったのが一つに減っていたことです。

 

 残ったのが『ドミノ倒し』一つだけ。

 

 そして無くなったのが、高校の教室で、数学の時間、居眠りをしている男子生徒を教師が注意し、周りの女子生徒が起こすというシーンでした。「私はこの風景が好きだ」というナレーションが入っていたのですが、この二つあったCMのうちの一つがこの数週間、無くなっていたことに元教師である私は衝撃を受けました。

 

 「恐らく、視聴者からクレームがついたのだろう。『教室で居眠りをしている生徒を叱るとは何事か』というクレームだろうか」

 

 事実はよくわかりません。ただ、昨今の教育現場のあり方に、「昭和」の教育現場と「令和」の教育現場の違いを痛感している一老教師にとって、見逃せない制作者日テレの処置がまた加わったなと思いました。