テレビやネットで、びっくりするようなニュースが報告されております。

 

一つは、神戸大の話です。

 ここから印用

  同大によると、国語科目で「セッショク」のカタカナを漢字に改めよとの問題があったが、一部教室内に掲示されていた新型コロナウイルス感染症防止対策を呼びかけるポスターに「接触」の漢字が記されていたという。

 

 これはよくあるミスですが、次のニュースにはびっくりしました。

 

 ここから引用 

  富山大は6日、昨年2月に実施した一般入試(前期日程)の物理の問題で採点ミスがあり、合格にすべきだった5人を不合格にしていたと発表した。追加合格とし、希望すれば入学や転入を認め、昨年入学していればかからなかった学費などを補償する。5人以外にも2人が希望のコースに入学できておらず、コースの変更を認める。

 

 私も、昔、岡山大のミスを見つけ、抗議したことがありますが、それは、その年の10月のこと。岡山大の謝罪と、遡っての合否の判定の変更はあまりに影響が大きすぎるということで、周囲の勧めもあり、ただ、その後書くレポートには掲載してよいという了解だけで、終わりにしました。(『無理題こそ難題』という私の本にその経緯を書いています。決め手は森鷗外の『舞姫』の一文でした)

 

 それにしても、すでに一年以上も経過して、この富山大の問題は社会的にも大きな出来事でしょう。

 

 「受験地獄」が終わり、「大学全入」「大学淘汰」と進むという予測も新聞に出ていますが、先の富山大のような問題が今後も起きるならば、やはり、考えなければなりません。これは「物理」の問題で高校教師の指摘でわかったそうですが。

 

 大学入試国語問題集の、もう一度の確認も含めて、残りの時間を過ごそうかなと思っています。特に高校の国語の教師を相手に、ブログを書き続けるつもりです。

 

 御意見など、率直に聞かせて下さい。