今朝(3月3日)の、例のコーヒータイム。
昨日(3月2日)の中国新聞25面の見出しに「県民の森一部利用休止」と出ていました。コロナの影響もあったでしょうが、残念です。
そこで、私の思い出話です。
昭和の終わり頃、勤務校では、高校二年の夏、「県民の森」で二泊三日の全員合宿をおこなっていました。
その時、私は、一応団長として参加したのですが、組合が養護教諭の参加を認めず、仕方なく、広島市の友人を頼って、当時すでに70歳を越えていた、従軍看護婦経験の女性に代わりをお願いしました。
その合宿中、一人の生徒が木にぶっつかって、腕に大きな傷をし、血も出たのですが、この先生、「こんなもの、薬を塗って包帯をしておけばすぐなおりますよ」と言って応急手当だけ。
ところがもう一人、指先を傷つけた生徒には、「これは大変です。すぐ、病院へ連れて行って下さい。」ということで、担任が自動車で、近くの西城病院に連れて行きました。
その担任の報告に、病院の先生が、「よく、連れてきましたね。放っておくと大変なことになったかもしれません」と言ったとあって驚きました。実際の現場で、命がけの経験をした人の凄さに感動した話です。
今朝の話にかえります。実は、老妻はもう聞き飽きたという顔をしていましたが、その後、この「県民の森」の合宿の最後のキャンプファイアーで、生徒が、みんなで、長渕剛の「乾杯」を歌ったのにも感動したんだと私が話すと、老妻は、「私もこの歌は大好きです。『フォレスタ』に歌ってくれと希望してみようかしら」と言ってくれました。彼女は以前『フォレスタ』に「中国地方の子守歌」を希望したことがあったのです。
この「県民の森」合宿の年の2月、長渕剛の「乾杯」は世に出たようです。それにしても生徒のよく知っていたこと!
乾杯! 今君は人生の
大きな 大きな 舞台に立ち
遙か長い道のりを 歩き始めた
君に幸せあれ!
若いっていいですね、ほんとうに。