難病の申請結果を待っているうちに数ヶ月たち、やって来た通知に憮然、愕然、このブログに書くかどうか悩んでいるうちに、このブログの表示期間が過ぎてしまったようで、これを書いてても他の人の目に触れるかどうか、不安に思いながら書いています。

 

 この日曜日の朝のコーヒータイム。

 老妻が、「昨日あった共通テストの古文はいかがですか」と言ったので、早速、新聞の問題を虫眼鏡で探しました。

 

 その結果を報告致します。

 

 原文は、『俊頼髄脳』よりでした。

 早速、お得意のデータベースで調べたところ、私が持っている八千数百題のうち、「俊頼髄脳」はわずかに五題でした。

 1968年度 中央大 2005年度早稲田大・法 2012年度東京大 2012年度近畿大 2015年度早稲田大

 そして、いずれもこの共通テストの原文とは違っていました。

 

 既に、国語教師の皆様は、この原文にお当たりとは思いますが、念のため書き加えておきます。

 

 小学館版『新編日本古典文学全集』の「歌論集」241頁・5行目~243頁3行目までにこの出題原文が掲載されています。口語訳は下段にあります。

 

 設問の内容その他の検討は、既に予備校その他で行われているので、書きません。

 

 受験生を抱えての先生方の苦労をはるかに拝察しながらの、一応の報告と致します。